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彼氏募集中!
🎗️瀬呂視点
🎗️瀬呂視点
めずらしく何もない休日、共スペでくつろいでいる奴も多い中、降りてくるなり
「私の彼氏になってくれる人、手あげてー!」
とんでもないこと叫んでる俺の想い人。
「「は?」」
そりゃ皆困惑するわ
よくよく聞くと、彼氏のフリをしてほしいらしい。
「カップル限定カフェ?」
「そう!限定ケーキがどーしても食べたい!!」とチラシを掲げる
「なーんだ、そういうことなら、俺が!」
「人助けの為ならしょうがねーな!ヒーローだもんな!」
「ヒーローとしての務めなのか、じゃあ俺も」
いの一番に上鳴が立候補、続いて切島や轟まで手を上げる。
轟に関しては読めねぇけど、少なくとも皆彼女に好意を持っているようで、ちょっと焦りつつ、「じゃあ俺も」と立候補
「じゃんけんで決める?」ということで、トーナメントが始まった。
切島が早々に負け、俺も次点で負け、現在轟と上鳴の決勝戦。
不服だけど、他のやつと行かねぇでほしいなんて言える立場ではねぇな…と、ちらりとチラシに目をやると、気になる一言を見つけ勝負に夢中の彼女に声をかける。
「…なぁ、これ。」
「何よ、今良いところなんだけど」
ってこっち見もしねぇ
「カップル証明にキスをお願いします。とか書いてあんだけど?」
「え、」
驚きチラシを奪い取ったかと思えば
「解散解散!この勝負なかったことにしまーす!彼氏役キャンセルで!」
えー、なんだよーとか不服そうな上鳴には悪ぃけど、ちょっとホッとした。
皆が去ったあとも
「ケーキ食べたかったな…」とか未練ありげにつぶやく彼女
「それって、いつまでやってんの?」
「え?んー、特に期限はないみたいだけど…」
「じゃあさ、また今度俺と行かねぇ?」
「?、だから、カップル限定だってば」
不思議そうにこちらを見る彼女に
「来年までにはナマエちゃんの彼氏になってる予定だから大丈夫。」
とりあえず、今は一緒にケーキ買いに行こーかって手を取れば真っ赤になってアタフタしてんのカワイーね。
勝負には負けたけど、俺の一人勝ちかな。