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お菓子パーティー
🎗️瀬呂
🎗️瀬呂
今日は寮でお菓子パーティー
共スペで皆でお菓子を食べてるよくある光景
食べきれないんじゃないかってほど大量のお菓子たち
「おいしいねぇ、おもちもあるともっといいんやけど」
モグモグと口いっぱいにお菓子を頬張るお茶子ちゃんはなんだか愛らしい
「お茶子ちゃんそればっかだねーこれも良かったら食べて?」
と私が作ったクッキーを皆に配る。
砂藤くんのケーキほど上手くはないけど、割と成功したほうだと思う。
「まぁ美味しい、お菓子作りがお上手なんですのね」
セレブな食べ物に慣れているヤオモモに褒められるなんてちょっと光栄な気がする。
「うめぇな、もっと食べていいか?」
轟くんも気に入ってくれたみたい、嬉しいなー
「えへへー、ありがと!いっぱい食べて」
和気あいあいとおしゃべりをしていたら、後ろから瀬呂くんに声をかけられた。
「それ、俺にもちょーだい」
「いいよー、はい」
振り返りクッキーを1枚差し出すと指から直接食べた瀬呂くんは
「お、ホントだうめぇな、ごちそうさん」
ペロッと唇を舐め、爽やかに笑った。
「っえ!?」
え、何、今何が起きたの!?
突然のことに頭が追いつかず思考停止。
「ちょっとー!?いつからそんな関係!?」
「教えてよねー!恋バナ恋バナ!」
三奈ちゃんと透ちゃんから次々に追及され現実に引き戻された。
「まだ!ない!なにも!だよねっ!、」
そりゃ私は瀬呂くんのこと好きだけど、まだ告白だってしていないし付き合うなんてそんなそんな、とか考えながらしどろもどろで答える。
「ん、そーね、これから攻めてこーと思って」
みんなの前でケロッと答える瀬呂くんに開いた口が塞がらない。
「俺、外堀から埋めてくタイプなのよね、これで誰も手出せねぇでしょ?」
「瀬呂、付き合ってねーのにそれは良くねぇぞ」
「見せつけてんじゃねーよ!」
「そーいうのいけないと思いまーす!」
「そーだ、そーだ」
「告っちゃいなよー」
皆に口々に小言を言われ、
瀬呂くんはヒミツというように人差し指を口に当てイジワルな笑顔を私に向けて
「それはさすがに2人っきりのときに、ね」
んじゃ、俺ら抜けるわ、と放心している私の手を引いて共スペを抜け出した。
人生初の彼氏ができるまであと少し。