灰谷蘭の息子になりました
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母親の事はよく知らない
父親の事なんて全く知らない
オレは母親にも父親にも捨てられた
記憶が曖昧な頃から孤児院で育った
前世、何てもの思い出したのもその頃だ
前世のオレは普通のサラリーマンだった
社畜してて、気づいたらここに居た
そんな前世があるからか両親が居なくても別にどうでもよかった
そんな日々を続けてたらある日、父親とか名乗る奴が迎えに来た
は?って思ったよ
父親なんてこの世に居ないと思ってたからな
「コイツがオレのガキ?へー結構似てんな」
「誰だよおっさん」
「殺すぞクソガキ」
そっからおっさんに連れてかれ、タワマンとか言うんだろうな、でっかい所についた
今日からお前の家はここだって言われて放置された
そうだよ、アイツはオレを連れてきただけで放置したんだよ
何も無い部屋で腹空かせながら唇とか指の皮食ってたよ
ボロボロで至る所から血が滲んでてさ
知ってるか?唇の皮が1番再生が早いんだ
水道は通ってたから水は何とかなったよ
これなら施設の方がまだマシだよな
だってまだ飯は出てくるからな
あーこいつオレの事殺す気なんだって思ったよな
そろそろ水と自分だけじゃあ生きてられなくなってさ
死ぬなって悟った時だよ
アイツがまた現れた
あれ?死んでないの?が一言目だったよ
その時にはもう言葉も出なくてさ
死んだらこいつの事絶対に呪うって思いながら目の前がブラックアウトした
次に目を覚ましたら……そう、覚ますとは思って無かったよ
あの世かと思ったら、小綺麗な家だった
アソコみたいな何も無い空間じゃなくて人が生活してるなって分かる空間だった
「兄貴目ェ覚ましたよ」
「……誰……?」
「お前の叔父だよ」
「おじ、さん……?」
「それは止めてくれ、竜胆だ」
「りんどー……」
「あー目覚ました?何か食うかー?
指より美味いと思うぞ」
「殺す」
動かねぇ体無理矢理動かしてクソ野郎に向かって行ったんだよ
まぁ、弱りきった体の10歳児なんて手のひらで転がすようなもんだよな
1発で負けた
「お前一応オレの息子みたいだからなぁ……可愛がってやるよ」
あ、コイツオレの事ペットぐらいにしか思ってないなって悟ったよな
可愛かったら育てて、要らなくなったら棄てる
そんな犬猫と同じ存在になった
人権なんて無い
ただ、父親とかいう存在を楽しませる、そんな存在に成り下がった
捨て子からペットにジョブチェンジさ
笑えるだろ?
どっちにしろオレには拒否権も賛成権も無いんだ
そっからはまぁ、普通だったな
普通過ぎるほど普通だった
今になれば竜胆さんが居たからだろうな
竜胆さんには感謝してもしきれないよ
なんでアイツの弟なんてやってるんだって不思議になったよ
まぁ、イカレ具合はあの兄弟どっこいどっこいだけどな
まだマシなのが竜胆さんだったというだけだ
「おいガキ仕事だ」
「……はい」
「今回のターゲットはアイツだ
失敗したら……分かるよな?」
体が動くようになったと思ったらクソ野郎に仕事とか言われて殺しをさせられた
初めは怖かったさ
だけど自分の身が可愛かった
知らねぇおっさんの命は若いオレの糧になれって思いながら殺したよ
殺さなかったら死んでたからな
そんなんで殺しをしてたら気づいたら小さな死神なんて言われるようになった
死神ならこうなった原因に死を運ばねぇとなーってふと思ったわけよ
善は急げって事でクソ野郎を襲撃した
1人って聞いてたから襲撃したのに隣には知らねぇ女が居た
コイツオレの母親とオレ捨てといて新しい女とかって笑えてさ
だから女から殺した
そしたらアイツ目ェ見開いて死体に縋りついやんの
さっぱりしたよなぁ
女の名前は……なんだっけ?クソ野郎が色々ブツブツ言ってたから忘れちまったよ
そのままクソ野郎も殺そうと思ってたけどこのまま女の居ねぇ地獄を生きてくれた方が嬉しいなってふと思ったんだ
クソ野郎に向かって最高の笑顔で笑ってやったよ
そしたらさ、クソ野郎から銃出てきたからあーオレも死ぬのかぁって、それもいいなって思った
銃声が響いたらクソ野郎が死んでた
自殺だった
は?ってなったよな
なんでテメェが死んでんだよって
女と一緒の世界に行きやがってって殺意湧いたよな
イラついたからクソ野郎の死体に向かってあるだけの弾を打ち込んだ
「そこを見たのが竜胆さん、貴方だよ」
「兄貴は……自殺……?」
「まぁ、最初の弾とオレが打ち込んだ弾違うからよーく見といた方がいいと思うよ」
「なら、オレは……」
「ゲホッ、竜胆さん、さようなら」
「紫苑っ!!!」
オレの人生なんてクソみたいなものだった
クソ野郎に出会わなかったら……まだ幸せだったかもな
あぁ、でも母親にはもう一度、会いたかったな……
父親の事なんて全く知らない
オレは母親にも父親にも捨てられた
記憶が曖昧な頃から孤児院で育った
前世、何てもの思い出したのもその頃だ
前世のオレは普通のサラリーマンだった
社畜してて、気づいたらここに居た
そんな前世があるからか両親が居なくても別にどうでもよかった
そんな日々を続けてたらある日、父親とか名乗る奴が迎えに来た
は?って思ったよ
父親なんてこの世に居ないと思ってたからな
「コイツがオレのガキ?へー結構似てんな」
「誰だよおっさん」
「殺すぞクソガキ」
そっからおっさんに連れてかれ、タワマンとか言うんだろうな、でっかい所についた
今日からお前の家はここだって言われて放置された
そうだよ、アイツはオレを連れてきただけで放置したんだよ
何も無い部屋で腹空かせながら唇とか指の皮食ってたよ
ボロボロで至る所から血が滲んでてさ
知ってるか?唇の皮が1番再生が早いんだ
水道は通ってたから水は何とかなったよ
これなら施設の方がまだマシだよな
だってまだ飯は出てくるからな
あーこいつオレの事殺す気なんだって思ったよな
そろそろ水と自分だけじゃあ生きてられなくなってさ
死ぬなって悟った時だよ
アイツがまた現れた
あれ?死んでないの?が一言目だったよ
その時にはもう言葉も出なくてさ
死んだらこいつの事絶対に呪うって思いながら目の前がブラックアウトした
次に目を覚ましたら……そう、覚ますとは思って無かったよ
あの世かと思ったら、小綺麗な家だった
アソコみたいな何も無い空間じゃなくて人が生活してるなって分かる空間だった
「兄貴目ェ覚ましたよ」
「……誰……?」
「お前の叔父だよ」
「おじ、さん……?」
「それは止めてくれ、竜胆だ」
「りんどー……」
「あー目覚ました?何か食うかー?
指より美味いと思うぞ」
「殺す」
動かねぇ体無理矢理動かしてクソ野郎に向かって行ったんだよ
まぁ、弱りきった体の10歳児なんて手のひらで転がすようなもんだよな
1発で負けた
「お前一応オレの息子みたいだからなぁ……可愛がってやるよ」
あ、コイツオレの事ペットぐらいにしか思ってないなって悟ったよな
可愛かったら育てて、要らなくなったら棄てる
そんな犬猫と同じ存在になった
人権なんて無い
ただ、父親とかいう存在を楽しませる、そんな存在に成り下がった
捨て子からペットにジョブチェンジさ
笑えるだろ?
どっちにしろオレには拒否権も賛成権も無いんだ
そっからはまぁ、普通だったな
普通過ぎるほど普通だった
今になれば竜胆さんが居たからだろうな
竜胆さんには感謝してもしきれないよ
なんでアイツの弟なんてやってるんだって不思議になったよ
まぁ、イカレ具合はあの兄弟どっこいどっこいだけどな
まだマシなのが竜胆さんだったというだけだ
「おいガキ仕事だ」
「……はい」
「今回のターゲットはアイツだ
失敗したら……分かるよな?」
体が動くようになったと思ったらクソ野郎に仕事とか言われて殺しをさせられた
初めは怖かったさ
だけど自分の身が可愛かった
知らねぇおっさんの命は若いオレの糧になれって思いながら殺したよ
殺さなかったら死んでたからな
そんなんで殺しをしてたら気づいたら小さな死神なんて言われるようになった
死神ならこうなった原因に死を運ばねぇとなーってふと思ったわけよ
善は急げって事でクソ野郎を襲撃した
1人って聞いてたから襲撃したのに隣には知らねぇ女が居た
コイツオレの母親とオレ捨てといて新しい女とかって笑えてさ
だから女から殺した
そしたらアイツ目ェ見開いて死体に縋りついやんの
さっぱりしたよなぁ
女の名前は……なんだっけ?クソ野郎が色々ブツブツ言ってたから忘れちまったよ
そのままクソ野郎も殺そうと思ってたけどこのまま女の居ねぇ地獄を生きてくれた方が嬉しいなってふと思ったんだ
クソ野郎に向かって最高の笑顔で笑ってやったよ
そしたらさ、クソ野郎から銃出てきたからあーオレも死ぬのかぁって、それもいいなって思った
銃声が響いたらクソ野郎が死んでた
自殺だった
は?ってなったよな
なんでテメェが死んでんだよって
女と一緒の世界に行きやがってって殺意湧いたよな
イラついたからクソ野郎の死体に向かってあるだけの弾を打ち込んだ
「そこを見たのが竜胆さん、貴方だよ」
「兄貴は……自殺……?」
「まぁ、最初の弾とオレが打ち込んだ弾違うからよーく見といた方がいいと思うよ」
「なら、オレは……」
「ゲホッ、竜胆さん、さようなら」
「紫苑っ!!!」
オレの人生なんてクソみたいなものだった
クソ野郎に出会わなかったら……まだ幸せだったかもな
あぁ、でも母親にはもう一度、会いたかったな……
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