灰谷さんに殺害宣言された私は逃走しようと思います。
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それはある日突然起こった
「さやちゃん」
「?はい」
私に声を掛けてきたのは梵天幹部の灰谷蘭さん
私のこと知ってたのか…驚き…
だけど次の言葉でその驚きは全て吹っ飛んだ
「死のっか♡」
「………へ?」
私は聞き間違いでもしましたか…?何か死のっかって聞こえたんですが…
「あの…灰谷さん、もう1回言ってもらってもいいですか…?」
「死ねって言ってんだよ」
「ひょっ!!」
え?私何かした!?
灰谷さんと会うのこれが初めてですよね!?私失敗してないと思うんですけど!!
「銃殺と撲殺と絞殺どれがいい?オレ優しいから選ばせてあげる」
オススメは絞殺だよって笑ってる灰谷さん…目が笑ってない
あ、逃げよ
逃げ切れるか分からんが逃げよ
バチッ!!
「っう!!」
「失礼しまーす!!!」
この組織危ないからと思って、持ってたスタンガンで怯ませて猛ダッシュした
梵天から逃げ切れるとは思ってない
とりあえず上司の九井さんに今まで使えずに溜まってた有給を押し付けて帰ってきた
いやー九井さんの激怒顔久しぶりにみたなー
あれは私が数千万の案件データぶっ飛ばした時以来だわー
……もちろん徹夜で直しましたよ??
「さて、どうにかして生き残りたい」
どうするか…
とりあえず海外に高飛びとか?
いや、その前に見つかるな…
どっかの僻地の田舎に行くか?
しばらく身を隠すにはいいかも
灰谷さんが飽きるまでだから…1ヶ月くらい?
九井さんには何も言われなかったから組織的に殺害宣告は出てない筈だ
じゃなかったら九井さんに殺されてる
あの人部下に容赦ないもん…
「そうなったら…さっそく準備だ」
絶対に生き残ってやる!!!
プルルルル…プルルルル…プルルルル…プツッ
おかけになった電話番号は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていない為かかりません。おかけに…
ピッ!!
「影宮ぁ…!!」
オレの部下の一人である影宮さや
アホだけど使える部下の一人なんだが…昨日いきなり有給届け(あるだけ)突きつけて早退してから電話に出やしねぇ
「だぁーからさやちゃん逃げたんだってー」
「お前には聞いてねぇよ」
灰谷兄弟の兄の方…灰谷蘭が朝から居座ってて気分悪ぃわ
「殺すんだったらオレがやってあげるよ」
「……ただ休んでるだけだろ」
「ふぅーん…まぁ、いいけど」
裏切り者には梵天の鉄槌を…忘れんなよー
そう言い残して部屋から出ていった
「たくっ…手のかかる部下だ…」
帰ってきたら残業地獄に送ってやるから覚悟しろよ
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