オヤコロされた相手はポメガで私を番とか言ってきたから自殺しようと思います。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
数十分前…
「きゅうん!」
「うんうん」
「きゅう、きゃうん!」
「そうかそうか」
「きゅ、きゅう…」
「それで?」
「きゃうん……」
「ふーん…全く分からんけどそうなのか。へー。じゃあな、優しい奴にでも拾ってもらえ」
「キャウン!!キャウン!!」
「うるさっ…いや、うちペット禁止だから」
「きゅう…」
「そんなにしょんぼりしてもさ…仕方ねーな…静かに出来るのが条件な。わかった?」
「きゃん!」
「だからうるせぇ」
「くぅーん…」
「それでいい、行くか」
この時私は精神的に疲れていた
クソ上司は無茶ぶり言うし、取引先からは納期縮めれないか言われるし…とにかく疲れていたのだ
もう本当に家にさっさと帰りたかったのだが…まさか犬に絡まれるとは思わなかった
野良犬にしては毛艶いいし、飼い犬にしてはタグとか無いし、だけどめっちゃ尻尾振りながら近づいてきた
何だこの犬って思ってたら連れて帰ることになってた
何で放置しなかったんだろ…1人でも大変なのにこれにプラス1匹とか…
「むーりー」
「きゃう?」
下から可愛鳴き声がしたけどいや、お前のせいだよ
家に連れて帰ってきたら来たで大変だった
いや、騒がないってお姉さんと約束したよね??
犬に何言っても無駄ってことは知ってんだよ。だけどさ絶対日本語分かってたみたいな態度だったじゃん
ドタタタタタッ!!
「きゃんきゃん!!」
「静かにしろ!!おら!風呂だ!!」
「きゃうん!!」
「捕まえた」
「きゅう…(ぷるぷる)」
「お前はチワワか!…ほら、綺麗に洗ってやるから覚悟しろ」
「きゃわん…」
風呂場に連れていったら諦めたのか大人しかった
初めからそうすればいいのに…
「えーと…確か尻からお湯をかけて…」
「きゃん!」
「ほーらほら暖かいお湯だよー」
「きゅう!きゅうん!!」
「しっしっしー、静かに。で肛門腺はっと…」
「ぎゃうん!?ぎゃうきゃう!!」
「えー嫌だって?だってそこ汚れてるってネット見たんだけどな…そんなに汚くもなさそうだし…」
「きゅ…きゅう……」
「じゃあ、後は泡洗い流したら終わりにするか…
シャンプー嫌いな子なんだねぇ…」
「くぅん…」
シャンプーは嫌いらしいのにドライヤーは平気って不思議な犬だな
ドライヤー終わったらもふもふ、ふかふかのお毛並みになっていらっしゃった
「すぅーーーー………はぁ…」
癒されるぅー
犬のお腹って何でこんなにいい匂いするん?
「きゅん、きゅん」
「あー…好きぃ…」
「きゃん!?」
「ペット可のマンションに引っ越そうかな…もうコイツ飼っちまうか…」
両親が死んでからは死んだように生きてきたが…生きてるって感じがする…
「あ、餌……ささ身じゃだめ?ドッグフードねぇや」
「きゃん!」
「おーそれでいいか、私も晩御飯食べないと…」
ピンク犬にはささ身、自分には炒飯で簡単に済ませた
「うー……23時…寝るか」
「くぅん」
「お前も一緒に寝る?」
「きゃん」
「はいはい…ってくすぐったいよ。そんなに口舐めないでよ」
「はっはっはっ」
「はいはい、わかったわかった」
口周りをベロベロ舐められながら寝室に向かった
彼氏作ってちゅーするよりも犬とディープキスする方が先とか…泣ける
「って、お前もベッドの上で寝るんかい」
この犬遠慮というか人見知りしねぇな
初めての場所なのにベッドのど真ん中取りやがった
「お前はここ、枕の横にでもいな」
「きゃん…」
「きゃんじゃねーわ。ほら寝るよ」
深夜2時
トコトコトコ…ポンッ
「あーー…」
ポンッと可愛らしい音が鳴ったと思ったらそこにはピンク頭の成人男性が全裸でたっていた
「ポメガになるとはついてねぇーって思ってたけど…見つけちまったなぁ」
なぁー、さやちゃん
「さて、バレる前に消えるか…ってこの姿じゃなぁ……しゃーねぇ」
適当に着れそうな服パクってこう
「またな」
パタン
チチチッ…チュンチュン
「朝か…ん?犬が…いない?」
全部の部屋探し回ったけど犬は居なかった
代わりに服が数着無くなっていた
玄関のドアは閉まってたのに…
「どこ行っちゃったんだろ…」
もう少しもふもふさせて欲しかったなぁ