香水男物に変えたら浮気疑われた
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何、そんな匂いさせて」
「へ?」
2人ともお休みの日
お昼になってようやく蘭ちゃんが起きてきて、第一声がそんな匂いさせてだった
「浮気ならもっと上手にやれよ……まぁ、上手くやっても見つけるけど」
「う、浮気??」
なんの事か本当に分からない
匂い??……まさか……
「蘭ちゃん聞いて」
「うるさい。後悔の言葉はあの世で言えよ」
「ら、ちゃ……!!」
急に近づいてきたらと思ったら蘭ちゃんが首を締めてくる
徐々に力が強くなり苦しくて涙が出てくる
意識が朦朧としてきたので本気でやばいと思い……蘭ちゃんの足を思いっきり蹴りあげた
「っ!!??」
「ッ!!げほっ!!」
綺麗に痛い所に当たったらしく蘭ちゃんの手が離れる
「らんちゃん、聞いて」
「っ……浮気の言い訳かよ」
「違う!!!」
大声を出したせいでげほっとまた咳がでる
「そんな男の匂い漂わせて……どんだけ近くにいたんだよ」
はっと鼻で笑いながら蘭ちゃんが言う
「だ!か!ら!!聞け!!」
「別れないからな」
ぷいっとそっぽを向いてしまった
もー……何歳になっても子供なんだから!!
「蘭ちゃん匂いって言ったよね?
これじゃないの?」
そう言ってアドマイザーに入れてた香水を蘭ちゃんに向けてプッシュする
首絞めらた罰だ。ざまぁみろ
「…………え……?この匂い……」
「香水変えたの」
そう、今日から香水を男物に変えてみたのだ
名前も日本語で紳士という名前の香水だ
「…………え?てことは浮気は……?」
「してると思う?」
してたらとっくの昔に別れてるわ
何十年一緒に居ると思ってんだよ……
「……ごめん、早とちりした」
「早とちりで殺されそうになったのですが??」
「うっ…………ごめんなさい……」
「なら蘭ちゃんもこの香水にするよね?」
「え……」
「するよね??」
「…………はい」
浮気相手と思った香りでも纏って毎日過ごせばいいんだ。大好きなブランドの香水使えなくなればいいんだ。とちょっと意地悪したくてそう言った
「あー、でもこの匂い……結構好みかも 」
「知ってる」
だって蘭ちゃんに似合いそうだからこの香りにしたんだけど、蘭ちゃんはいつも決まった香水しか付けない
でも、これでお揃いにできた!!
「首……ごめん……」
「あー、跡残ってるよね」
多分くっきりと蘭ちゃんの手の跡が残っているだろう
暫く首の開いた服は着れないな……
この暑い中詰襟か……泣きそう
「というか今度から香水変えるなら言えよ」
「善処します」
「さや!!」
今度から色んな香水使ってみようかな、なんて思った水曜日の午後
1/2ページ