このサイトの他シリーズ短編に、すこしだけですがドラクエⅡのお話を置いています。

わたしが初めて手にしたドラクエはⅠではなく、Ⅱでした。ファミコン版Ⅱをいとこのお兄ちゃんに貸してもらい、小学校低学年の頃にプレイしたのが初めてだったんです。

当時まだ幼かったので、夢とロマンあふれるファンタジーの世界に狂おしいほど惹かれたのはもちろんのこと、ゲームを進めれば進めるほど長くなるふっかつのじゅもんの書き間違いにも何度となく苦しみ、大泣きしました涙

間違っていたら、もうどうしようもないのです。どれほどゲーム内容を進めていても、ひとつ前のじゅもんからやり直すしかないので、ちっちゃいわたしはわんわん泣きました。

書き取るときは何度も何度も読み返して、間違いがないか毎回チェックしたのですが、それでも必ずと言っていいほど、クリアするまでに数回は間違っていました。あれはほんとにつらかったですね。

でも、ファミコン版Ⅲで訪れたぼうけんのしょが消える大ショックに比べたら、まだよかったです。ふっかつのじゅもんならひとつ前からやり直せたから。

わたしは3人きょうだいだったので、全員でひとつずつぼうけんのしょを使っていて、念のためのコピーをとっておくことができず、うっかり消えたらもうおしまいだったのです。

呪いの音楽と共に表示される、ぼうけんのしょが消えてしまいましたのひとこと。あの、立ち直れないほどの絶望と喪失感よ……。

また、小学生の子どもたちが3人もいると時折激しめのきょうだいゲンカをし、あまりにも腹を立てると相手のぼうけんのしょを互いに消す、という恐ろしい報復行動にも出ていました。

ドラクエⅣもファミコンでしたが、あんまりぼうけんのしょが消えた記憶はないなぁ。データ保存技術が改善されていたのでしょうか？我が家だけだったかもしれないけれど、Ⅲはとにかく消えていました笑

そんなことも今では懐かしく、もうぼうけんのしょが消えることもふっかつのじゅもんを間違うこともありません。
ふっかつのじゅもんノートを得意げに持ち歩いていたことも、幼き日のいい思い出です♪

次回のドラクエⅡリメイクでは、サマル妹ちゃんらしき人物も参戦するかもしれないとのこと。とっても楽しみ！