丸井 ブン太
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▼誕生日
▼2年生ヒロイン
今日4月20日は、私の誕生日!
それに憧れの…大好きな丸井先輩の、誕生日でもある。
先輩に誕生日プレゼントを渡したいけど、多分私の事は知らないだろうし、当然勇気も無い。
だから私の慰めや祝いを込めて、友達とケーキバイキングに行く事になってたんだけど…まさかの友達、皆に用事。
結構美味しいと評判で、予約がやっと取れたお店なのに行かないのは勿体無い。
『美味しそー…』
1人で店に着くと、そこには大量のケーキが並べられていて、どれもこれも美味しそうだ。
『食べれるだけ食べてやる…!』
何個かケーキを取って、奥のテーブルに向かおうとしたところだった。
振り返ったはずみで、近くにいた人にぶつかってしまった。
『すみません!』
「悪ぃ!…って、あぁ!」
どうやら、相手のお皿に大量に乗っていたケーキが何個か落ちたみたい。
しかもそれが人気のケーキで先程なくなったもので、余計にしょぼんとしている人は、私に背を向けて落ちたケーキを見ていた。
その人の髪が赤い事に、私の胸は少し高鳴る。
そしてよく見ると、落ちたケーキと同じのを私が持っていたので譲る事にした。
『あ、あの…すみませんでした。私そのケーキ持ってるんで、差し上げます』
赤髪の人は「マジ!?」と言いながら勢いよく振り向いた。
『は、はい…!』
「サンキュー!お前、良い奴だな!」
その人はやっぱり私の大好きな人で、今日一目でも見たかった、丸井先輩だった。
「つかお前、立海の制服だな。お前も1人か?」
『は、はい!丸井先輩は…?』
「俺も1人!って、何で俺の名前…?」
『ゆ、有名ですから!』
「ま、天才だからな!それより、お前の名前は?」
『2年、ミョウジナマエです』
「ミョウジな!シクヨロ!つか、聞いてくれよ~!」
話を聞くと、丸井先輩も誕生日祝いで部活の皆とここに来る予定だったらしい。
だけど私と同じで、他の皆に用事が出来て1人で来る羽目になったみたい。
『私も同じですよ』
「へぇ。…もしかしてだけどさ、誕生日も一緒だったり…?」
『はい!』
「え、まじ!?すげー!」
先輩は私の手を取って、上下に激しく振りだした。
先輩は何も思ってなくても、少しでも触れられた私は心臓が飛び出そうになった。
「運命かもな!」
その一言が追い討ちになって、気を失いそうになるほど、私の心はいっぱいいっぱいだった。
君と私の
(運命の日は「誕生日」)
「お!ミョウジじゃん」
『あ、丸井先輩!おはようございます!』
「おう、おはよ!昨日は楽しかったぜぃ!サンキューな!」
『いえ!こちらこそ、楽しかったです!』
「…その、連絡先聞いてもいいか?」
『も、もちろんです!』
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