仁王 雅治
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▼仁王視点
授業の合間の休み時間、窓から差し込むポカポカとした陽気に眠気が襲ってきて寝ようとした時だった。
『雅治ー!』
違うクラスで幼なじみのナマエが俺の所に来た。
そのおかげで眠気なんて、吹っ飛んでしまった。いや、吹っ飛ばされてしまった。
「何じゃ、ナマエ」
『体操服貸して?』
「えぇが、俺のはブカブカじゃろうに。あ、どっかはつっかえる…
『お黙り!』
ナマエが面白い反応をするので、ついつい意地悪を言いたくなる。
「へいへい、そこのロッカーじゃき」
『はーい……って、うわっ!』
「どうした?」
俺のロッカーの方を見てみると、スーパーボールに埋もれて驚いた顔のナマエ。
『な、何でロッカーに大量のスーパーボールが入ってんのさ!』
「そりゃ、お前さんが祭りの度にスーパーボールが欲しいって言うもんやから…。今までに取った分じゃよ」
昔、いや今でも祭りがある度にナマエはスーパーボールの屋台に釘付けで、自分じゃ上手く取れないもんだから俺に『取って』と頼んでくる。
スーパーボールを取ってる時、ナマエがあまりにも輝かせた目で見てくるから、少し恥ずかしいんじゃが…。
多分、取ってるのを見るのが好きなんだろう。
『…そうでした。でも、だからって何で学校のロッカーに大量に入れてんの?』
「いずれ、使う時が来るじゃろ。それに家にももっとあるぜよ」
『使う時って?』
「秘密ぜよ」
スーパーボールの使い方
(それは君に想いを伝える時)
(スーパーボールの数が、君への想いを表してくれる)
『えー、教えてよー!』
「それよか、着替えんでえぇんか?」
『あ!』
「…次の授業、暇やけ。体育、こっから見といちゃるから活躍してみんしゃい。なら、教えちゃる」
『本当!?約束だからね!』
「(そろそろ腹をくくるかの)」