黒崎 一護
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「ちょっと大丈夫!?」
そう心配してくれる友人には申し訳ないが、大丈夫じゃない。
昨日から少し調子が悪くて、朝起きたら熱が出ていた。でも、頑張って学校に来るのには理由があった。
違うクラスの黒崎くんを、一目でも見たかったから。
目立つオレンジ頭を見つけてから、興味本位で見るようになった。けど、いつからか黒崎くん自身を気になって目で追うようになった。
違うクラスな分、学校に来て少しでも彼を見ないと元気が出ない。
『大丈夫、大丈夫…』
「いや、顔色悪すぎるよ!早退した方がいいよ!」
『うーん…』
時間が経つにつれ体調は悪化する一方だし、友人の勧めもあって私は早退することにした。
保健室に向かう途中、少しだけ黒崎くんの姿を見かけた。
それだけでもう学校に未練なんかなくなって、清々しい気持ちで家に帰った…が、家に着いたらほっとしたのか熱も上がり頭痛も酷くなって寝込んでいた。
ふと、何時なのかを携帯で確認しようしたら新着メールが入っていた。
『誰、だろ…』
個別にフォルダ分けしてある中からではなく、メインフォルダにメールが1件。
見慣れないアドレスで件名もない。迷惑メールかなと思いつつも、そのメールを開いてみた。
「大丈夫か? 黒崎一護」
思ってもみない人からだったのでベッドから飛び起きた。
友人が仕組んだのかな、何て返事返そう、もしかして間違いメール?
色んなことは頭に浮かぶけれど、あのシンプルなメールで間違いなく余計に熱が上がった気がする。
火照った顔を冷まそうとしながら、私は黒崎くんに1時間かけてメールを返信した。
メール1件
(それが私を舞い上がらせる)
『くくく、く、黒崎くん!』
「お、ナマエ。もう大丈夫なのか?」
『う、うん!メール、ありがと!』
「いいって。ナマエが早退したって聞いたから、心配になってな」
『め、メルアドはどこで?』
「あぁ…お前の友達から聞いた」
『クラスも違うのに…、私のこと知ってるの?』
「それはお互い様だけどな。まぁ、そりゃ…一応知ってるよ」
(お前が好きだから)
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