五条 悟
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▼高専時代
▼途中から夏油視点
「五条先輩、好きです。付き合ってください!」
「え、お前俺のこと好きなの?ウケる」
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「どこがウケるっていうんですか!!!」
「はいはい、落ち着いて」
きっと断われる、でももし万が一OKしてくれたら…なんて不安と希望でぐるぐるとなりながらも
、勇気を振り絞って告白したというのに。
そんな私の想いを、五条先輩は嘲笑ったのだ。悲しみよりも怒りが湧いてきた。
このやりきれない気持ちを聞いてもらうべく、家入先輩の元へと押し掛けた。
「乙女心を踏み躙ってくれたので、引っ叩いてやりましたよ!」
「…マジ?」
「マジ!です!」
「…あのクズには後で言っとくから」
「いえ、そんな!もういいですよ、あんな先輩知りません!」
それを聞いた家入先輩は、少し考える素振りをしてから、少しため息をついた。
「…なにしてんだか」
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「…なんて?」
「だから〜告られて、ウケるって言って、俺もお前のこと…って言おうとしたら、ビンタされた」
それを聞いて深いため息をついた。素直で良いとは思うが、今回は一言余計が過ぎる。
「それは悟が悪い」
「なんでだよ」
「女の子の一世一代の告白を〝ウケる〟なんて言う奴いな……」
「目の前に居たわ、みたいな目で俺を見るな」
ハァ、と今度は悟がため息をついた。後頭部に片手をつき、項垂れた。
「…だって、マジで俺のこと好きだなんて思わなかったし」
どうしよ、と珍しく弱気な声を出す悟。今回はどうやら相当参っているようだ。
「明日ちゃんと謝って、今度はこっちから告白したら」
「……そーする」
素直に頷く悟に、明日は雪が降るのでは?と茶化そうとしたが、恋に悩める同級生を思った私の良心がやめておいた。感謝して欲しい。
次の日、満面の笑みで私のところにやってきた悟を見て、うまくいったんだな、と胸を撫で下ろした。