五条 悟
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0時を回った。今日12月7日は、悟の誕生日。
7日はお互いに仕事でゆっくり過ごす事が出来ないので、前日の夜からお祝いをしていた。
テーブルに広げられた数々のご馳走やケーキは、ほとんど見る影もない。そして、あとはプレゼントを渡すだけ。
「お誕生日おめでとう、悟」
ありがとうナマエ、そう言った悟は渡したプレゼントを持ったまま、私をひょいと抱き上げベッドにそっと下ろした。
突然の出来事に驚いていると、熱のこもった目で見下ろされる。
「悟さん?何してるんですか?」
「プレゼント頂こうかなって」
「…あげましたよね?」
「ナマエも僕にとっては最高のプレゼントなんだけど?」
首筋を指でそっと撫でられる。思わず漏れそうになった甘い声を、なんとか我慢した。
「…明日というか、今日仕事なんですけど」
「大丈夫、優しくするから」
何が優しくするから、だ。
そんなぎらついた目で言ったって、説得力がない。
うそつき、と言おうと口を開いた途端、噛み付くようなキスが降って来た。もう逃げられない。
次に目を覚ませば、起床時間はとうに過ぎていて、朝から慌てて支度をする羽目になった。対して悟はあくびをしながら、閉じ切った目を眠そうに擦っていた。
「寝不足じゃないの?出張、大丈夫?」
そう言うと悟は、誰かさんのせいでね、と妖しく笑ってみせた。絶対、私のせいじゃないから。