眼鏡シリーズ
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『待ってよ!』
「嫌ややっちゅーねん!」
『待ちなさーい!』
今、私は眼鏡を持って、謙也くんを追いかけてます。
何故こうなったかと言うと、私が眼鏡をかけてと頼んだら、「似合わへんから」と言って断られたのがきっかけです。
諦めない私は何度も頼んでいると、謙也くんは逃げ出しました。
『絶対似合うから!』
「いや、似合わへんやろ」
『てか、もう無理…』
運動部でもない私が、自称浪速のスピードスターに勝てるはずがない。
あぁ逃げられた、教室でまた言ってやろ。と思ったけど、目の前には走り去ったはずの謙也くんがいた。
「大丈夫か?」
『え、うん大丈夫』
「…わ、笑うなよ!」
私を心配してくれた謙也くんに、ドキドキしたのもつかの間、謙也くんは、私から眼鏡を奪い取りかけた。
え、何が似合わないですか。
凄く似合ってる…!
ギャップがあるけど、それもまた良い!
『謙也くん似合ってるよ!』
「…視界がぼやける」
気付いてないうちに、携帯を取り出して…写真を一つ。
パシャ
「ちょ、なにしてんねん!」
『え、何が?』
「写真撮ったやろ!?」
『気のせい気のせい』
「消せやー!」
次は、私が謙也くんに追いかけられる羽目になりました。
だけど、写真は死守しました。
ギャップって良いよね!