眼鏡シリーズ
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『わっ!』
授業中、大きな音を立てて、私の眼鏡ケースが机から落ちた。
周りの皆がビックリして、一斉に私の方を向いた。ごめんなさい。
ケースを取ろうと立ち上がろうとした瞬間、前の席の柳生くんが取ってくれた。
『ありがとう』
「どういたしまして」
小声でお礼を言えば、少し微笑んで返事をしてくれた。さすが紳士…!そして眼鏡がたまりませんね!
『柳生くん、さっきはありがとう』
授業が終わった後、すぐに柳生くんに話しかけて、また先ほどのお礼を言った。
「いいえ。どういたしまして」
『ところで、柳生くんって黒板見えてる?』
この際だから、勇気を出して気になっていた事を聞いてみた。
「どういう意味でしょう?」
『いやぁ、レンズがね…その…』
「大丈夫ですよ。ちゃんと見えています」
くすっと笑った柳生くんは、私から見ると斜め顔だったので、眼鏡の横からチラリと見えそうで見えない瞳にドキッとしました。
レンズで瞳が見えなくても、横からのチラリズムが良いですね!
でもやっぱり、瞳の見える眼鏡もかけてもらいたい!
『という訳で、柳生くんこれかけて!』
「すみませんが、遠慮します」
紳士的に断られました。