Eternal / 跡部
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『景吾!』
「うるせぇな、聞こえてるよ」
あれから、数ヶ月が経ちました。
あの時の引っ越しは、本当に景吾が何とかしてくれて、引っ越さずに済みました。
無事そのまま学校に通い、景吾に誘われ、私は男子テニス部のマネージャーになりました。
奈々ちゃんに「また跡部のファンクラブにイジメられるんじゃないか」と心配されたけど、今のところ大丈夫そうです。
「おーおー痴話喧嘩かいな」
『うるさいよ、忍足くん』
マネージャーを務めるようになってからは、レギュラーの皆や部員の皆と仲良くなった。
『景吾、監督が呼んでたよ』
「分かった」
「ミョウジー!ちょっと来てくれー!」
『少し待っててー!』
マネージャーの仕事は、いつもいつも山済みです。体がいくつあっても足りないくらい。
『宍戸くんの次は、向日くんに呼ばれてて…その後はドリンクを…』
「ミョウジ先輩、後で少しお願いします」
『大分待ってもらうけど…良い?』
「はい、大丈夫ですよ」
景吾に誘われてマネージャーになったものの、部活で景吾と過ごす時間は少ない。景吾は景吾で部長としてやるべき事が山ほどあるからだ。
『っと次は…』
鳳くんに呼ばれていたのを思い出して、行こうとした時だった。右手首を後ろから、誰かに掴まれた。
『景吾?監督の用事は?』
「終わった」
『…えーっと、離してくんないかな?』
やっと手を離してくれたと思ったら、次に目に入ったのは景吾の顔のドアップだった。
キス…されてる。
『け、景吾!?』
「ったく、よくやりますね」
「部活中やで、君ら」
その光景を見ていた周りの皆が、口々に何か言っている。
「お前が誰のものか、今一度奴らに教えないとな」
不適な笑みを見せた景吾に、一生叶わないとそう思った。
幸せの時間
(これからもずっと続く)
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