Eternal / 跡部
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「ナマエ、最近跡部に昔のこと聞かなくなったね」
『そうだねー』
あの日以来、跡部くんに昔の事を聞かなくなった。
「何かあったの?」
『ううん、大丈夫!私の気まぐれだよ』
「なら良いんだけど…」
跡部くんにとって、あの過去は忘れたいものだったのかもしれない。そう思うと、前より話しかけることも出来なくなった。
そんな状態が続いたある日のこと。
家に帰ると、いつもは付いているはずの電気が付いていなかった。
『ただいまー。…まだ帰ってないのかな』
リビングに行き電気を付けると、机に頭を抱えて座っているお母さんが居た。
『うわっ!びっくりした…。何してるの?お母さん』
「ナマエ…ごめん』
『…何が?』
「お父さんの会社の都合で、また引っ越すの…」
また?やっと、やっとこの地に戻って来れたのに…。
だけど、この状況に慣れてきた自分と1人では何もやっていけない自分に、拒否権などない。
『そう、またなんだ』
そう嫌みったらしく一言呟いて、私は自室に戻った。
この地に戻って来たとき、会えないと思ってた男の子、跡部くんに会えて本当に嬉しかった。本人は覚えてなくったって、嬉しかった。
けど、あの頃が忘れたい過去なら…私もここに居ない方がいいのかもしれない。
さようなら
(大好きな、君)