ストレートラッシュ / 白石
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『ありがと、白石』
落ち着いてきたウチは、男テニ、女テニの皆と部室の片付けをした。見た目よりそんなに酷くは無かったから、すぐに終わった。
「しかし、ここまでようやるな…」
「ミョウジ部長…」
『…なぁ、キレてえぇ?』
落ち着いたら、腹立ってきた。ウチだけに被害とどまるんやったら、えぇがな。
テニス部にまで手出しよってからに。ましてやウチの相棒(ジャージとラケット)をこないな姿にしよって…。
「あぁなった部長は、誰にも止められません…」
あぁ、と納得した顔で男テニ部員は頷いた。
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「きゃははっ」
「あの部室を見たアイツの顔見たいわ!」
『見せたろか?』
まだ遠くに行ってへん思うて、近場を探しとったら焼却炉の前に、この前のウチを呼び出した女子数人がおった。
「あ、あんた」
『オドレらようやってくれたな…』
その女子たちは、ハサミをさっと隠した。
手には、代えのウチのジャージ。
あかん限界超えるわ…。
『覚悟せぇよ!ア"ァアア"!?』
「キャアァ"アアァアア!」
その日、女子生徒の断末魔が学校に響き渡ったのは言うまでもない。