ストレートラッシュ / 白石
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ある日の放課後、女子数人に呼び出された。
しゃあないから、部活は委員会で遅れるってことにして行った。
『なんでしょう?』
「あんた図々しい過ぎひん?」
「白石くんらにもう近づくなや」
数人が口々に文句を言うてくる。群れんかったら出来ひんねんもんなぁ、こんなこと。
『図々しいんは元からやし、白石くんらはただの友達やん。近付いて何が悪いん』
「白石くんたちが嫌がっとん分からんの?」
『分からんなぁ、そういう傾向は見られんし?』
「っ…!」
片手を振り上げた女の子を見て、殴られるなと悟った。殴られる前にウチは言うた。
『殴るんは勝手や、好きにしい。やけどその後覚えとけよ…』
ドスの聞かした声と睨みをきかせたら、女の子数人は去っていった。ふぅ、ちょろい。
「無茶苦茶たい」
校舎の影から、頭をかきながら千歳が出て来た。
『見とったんかいな』
「助けよう思たばってん、逆に撃退してもたとね。ビックリばい」
『それがウチや』
あんま無理せんこつ、と言われ頭を撫でられた。
するとどこからか金ちゃんの声が…
「千歳ー!ナマエー!」
ピョンピョンする金ちゃんが二階の窓から覗いとった。今にも飛び降りてきそう、強烈ー。
でもまぁ、嫌な事を忘れさせてくれるから良しとしよう。