ストレートラッシュ / 白石
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嫌がらせは日に日にエスカレートして行った。
ウチが男テニと仲良うなるのと、比例するように。
白石には何かあったら言え、言われとるけど誰が言うか。元はと言えば、うちのせいや。迷惑かけられん。
嫌がらせを受けとんは、女テニの皆にも友達にも黙っとった。まぁしてくる嫌がらせも、そない大胆なものやないし。
『上靴…』
今日は上靴が隠されとった。渋々、職員室でスリッパを借りて教室に向かう。
「おはようさん」
「よっ」
『お、白石と浪速のスタースピード』
「お前わざとやろ…」
『よう分かったな』
「あれ、お前上靴は?」
謙也は…変なとこで鋭いから油断も隙もないわ。
『あぁ…洗うんに持って帰ったけど、持って来るん忘れた』
「ははっ、だっさー」
『死ねい』
歩く謙也の足元に、ウチの足を突き出す。
「どアホっ!こけるやん!」
『それが狙いや。あ、じゃあ二人ともまたな』
ウチのクラスが見えて、別れようとすると白石に腕を掴まれた。
「嘘、下手くそやで」
おかしいな。なんで白石にはすぐバレるんやろ。