ストレートラッシュ / 白石
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次の日、昨日起こった事がもう噂になっとった。
女子でも、うちの事を「男前」「格好えぇ」と言うてくれる子がおった。その反面、昨日のことが気に食わん女子もおる。
まぁ、そらそうやわな。
でも、えぇんや。後悔はしとらん。
ここ数日の部活はもう以前と違い、静か静か。まだ見に来とる子もおるけど、少ないしうるさくない。
静かになったことで、皆の集中力は上がってやる気が出とる。やし、どんどんレベルアップもしよるし。部長としては嬉しいことこの上ない。
男テニとはあの一件で少し仲良くなった。
金ちゃんと千歳言う子もわざわざお礼言いに来てくれた。
そないに感謝されることやないんやけどな。
『みんなー!15分間、休憩!』
「「はい!」」
休憩の合間に、水飲み場に行けば白石がおった。
『よっす』
「おぉ、お疲れさん」
『あれからどない?』
「あぁ、めっちゃ静かや。集中力高まる」
『ははっ、同じく』
少し笑って話した後に、白石は真面目な顔つきになった。
「あの事、よう思ってない子絶対おるから…気い付けや。何かあったらすぐに言うてな」
『…おおきに』
真っ直ぐな視線に弱いウチは、照れた顔を隠すようにお礼を言って、顔を洗った。