ストレートラッシュ / 白石
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ウチの叫びを聞いた女共は静かになって、何かに気付いたようやった。
そして、私は女共がぞろぞろと帰って行く前に『水かけてゴメンな!気い付けて!』と付け足した。自分がやっとる事も結構な事やしな。
後ろを振り向けば、呆気に取られた男テニの諸君。財前くんは口笛を一つ鳴らした。上手いなぁ。
さてホースを片付けようか、と思えばバンダナくんがウチの目の前に立った。
「…俺も同じような事やったろか、ずっと思ててん。お前…中々やるな」
『サンクス』
「やーん!格好良すぎやろ!惚れるわぁ」
「小春~!?」
ユウジと小春(って言うらしい)は、私に笑いかけてくれた。
「お前…凄いわ…」呆気に取られた謙也に、
「お疲れっス」すっきりした顔の財前くん。
銀さんと小石川は黙って、頭を撫でてくれた。恥ずかしいっちゅーねん。
「お疲れさん」
水飲み場にホースを片付けに行ったら、後から白石がそう言いながら来た。
『どうも』
「…格好良かったで」
『ははっ、ありがとう!』
ウチはホースを片付けて、男テニに一礼してから女テニに戻った。
一部始終を見とった女テニの皆に、次は神様のように讃えられた。
こんな無茶をするうちでも、引くどころかついてきてくれる皆が大好きや!