ストレートラッシュ / 白石
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『……』
さぁ今日も静かに部活…なんて始められる訳もなく、男テニのコート周りにはまた女共。
静かになった思うたら、また騒ぎ出す…その高低差もうざったいな。
『いっぺん、シメる…?』
「ストップ!部長!」
こんなウチを止めてくれる、女テニの皆はえぇ子や。
『ってなわけで、今日も出陣』
行ってきます。と敬礼をすれば、皆も揃って敬礼してくれる。いや、そこは止めへんのかい。
『たのもー!』
大声を出して男テニに乗り込む。
「またあの女」「なによアイツ」なんて女共の言葉がまた耳に入る。地獄耳になったもんや。
『ほれみ白石、言うたやろ』
「まぁ、想定内やな…」
「あら!昨日の子やん!」
「浮気か!?」
白石と話していると謙也ではなく、眼鏡とバンダナの2人組が近付いてきた。
「今日はどないしたん?」
『あれ、うるさい』
「あぁ…」
ウチの指差した先を見ると、2人も少し呆れた感じやった。男テニもなんやかんや苦労しとんやな。
「おっす、今日も来たんやな」
『おっす、謙也』
「謙也、金ちゃんの相手しとったんちゃうん?」
「耳キンキンする言うて、逃げ出した…」
『「……」』
恐るべし、女共の声。