ストレートラッシュ / 白石
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『…………』
「落ち着こ、部長」
今、ウチは腹が立っとる。何でかって?
何であないうるさいねん!男テニ群がる女共!
きゃーきゃー、うっさいねんマジで!
こちとら部活中やで?集中出来ひんやろが!
『毎度毎度、ほんま鬱陶しいの…』
「気にしたら負けやで」
『せやからって…』
毎日毎日、男テニの部活がある度群がって…女テニと男テニの活動日は大体一緒やから、迷惑ったらありゃせん。
『あかん、そろそろ限界や…』
「部長!」
皆が私を引き止める。皆…ウチはもう我慢の限界なんや…。今のうちは誰にも止められん。
男テニのコートに入っていくだけで、「なにしてんの」「なにあの女」などの囁きが聞こえてくる。
お前らこそ、毎日ここで何しとんねん。家帰って宿題せえや。
『おい』
そう男テニの部長、白石に話しかける。そして、女共に親指で指を指して一言。
『あいつら、どないかせえ』
白石だけやなく、周りの男テニの皆も私の一言に目を丸くしていた。