着々と、確実に / 財前
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自慢か自惚れかは置いといて、正直な話、俺んとこに寄ってくる女はみんな、俺かテニス部の先輩目当て。
やから、初めてやった。
どっちもにも当てはまらん女が話しかけてきたのは。
『財前くん!ちょっと相談に乗って欲しいんやけど…』
そう言われた時は、コイツ先輩目当てなんやな思うて、適当に相槌うっとったらえぇわなんて思とった。
『洲藤くんのことなんだけど…』
こう言われるまでは。
洲藤は、サッカー部のエースで人気も結構ある。
なんでもミョウジはある時から洲藤が好きになってんけど、未だにまともに話したことは無いらしい。
同じクラスやのに何してんねん。つか俺もミョウジとまともに話したことないわ。
まぁ洲藤と幼なじみの俺に、どうにか接点や情報を…!と頼んできたみたいや。
『お願いします…!』
いつもの俺ならここで断るはずやのに、その時の俺は何を思ってたんやろう。
「…しゃあないなぁ。条件、1日一杯の善哉」
『…うっ。わ、分かりましたとも…!』
承諾してしまった。
あぁ、面倒くさいことしてもたわ。
世界が反転
(興味持ったんは…まぁ気のせいにしとこ)