白石 蔵ノ介
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『く、蔵!』
「お、どした?ナマエ?」
今日は4月14日。私の大好きな人、白石蔵ノ介が生まれた日。
だから何かプレゼントがしたかったんやけど…緊張するし、何より蔵の机の上に置かれている大量の誕生日プレゼントと私のを比べると、ちっぽけすぎて申し訳ない。
「どなしたん?」
『いや、あの~…』
「……それ、もしかして俺にくれたりする?」
背中の後ろに隠していたプレゼントが見えてしまったのか、そう聞いてきた。
『え、あ…』
「…………」
物欲しそうな目でじーっと見つめてくる蔵に、あげない分けにはいかない。
『……う、うん。た、誕生日おめでとう!』
「ありがとうな!1番嬉しいわ!」
『えっ』
「せや、それ…それも欲しいなぁ」
そう言った蔵は、私の左手に付けているミサンガを指差していた。
『え!?あ、あかん!願掛け中や!違うやつ作ったるから!』
「ほんまか!頼むわ~!……で何て願掛けしとん?」
言える訳がない。
今までずっと片想いやった蔵と結ばれますように、なんて乙女チックな事を願っとるなんて。
『えーっと……い、言うたら願掛けの意味無くなるやん?
ち、ちなみに蔵は、なんて願掛けしようとしてんの?』
「んー?……[#da=3#]と結ばれますように、って」
願掛け
『え?……え!?』
「俺、誕生日やからこれから言う事も聞いてくれたら嬉しいなぁ…とか思ったり」
『な、なに?』
「…好きや、俺と付き合って」
『……うん!(あ、ミサンガ切れた)』
もしかしたら最初から願掛けしなくても、蔵の誕生日というこの日が来たら、叶う願いだったのかも知れない。