一氏 ユウジ
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▼ユウジ視点
おかしい、おかしい。
『ユウジ―』
ミョウジが俺を呼ぶ声一つに、ドキドキする。俺は小春一筋なのに!
おかしい、おかしい。
「な、なんやナマエ?」
『勉強教えて!』
「…アホか!俺より小春に聞けや!」
『ケチユウジー。小春ーどこ―!』
ミョウジは小春を探しにいく。それを見るだけで、心が騒がしい。
「なんやねん…もう」
「ユウくん!」
「うおっ!」
後ろから急に小春が声をかけてきた。
ミョウジが小春に会ってないだけで、安堵する自分がいる。
「…ミョウジが小春んとこ、行ったで」
「あら~入れ替わりになったかしら。……ユウちゃんたらナマエちゃんの事となると、少し感じが変わるわね」
「べ、別に!俺は、小春が一番やでー!」
小春に抱きつこうとしたところ、軽く触れるようなビンタが当たった。
「……小春?」
いつもの小春やったらノってくれて、抱きついてくれるはずなのに今日の小春は真剣な顔をしている。
「……私に対する“好き“は、ナマエちゃんに対する“好き“とは違うって事くらい、ユウくんやって気付いてるでしょ?」
やっぱり心のモヤモヤはそれなんか…?
小春の言うとおりなんか…?
「自分の気持ちぐらい、正直になりなさいよ!」
「そう…やな…」
やっぱ、小春の言うとおりやな…俺はミョウジが好きなんや…。
そう自覚した途端、何だか心がスッキリしたような気がした。
「そう…やな!ありがとうな、小春!やっぱり小春も好きやで!」
俺はそう行って、ミョウジを探しに走って行った。
別に告白する気持ちはまだ無い。
ただ…会いたくなったから。
好きな気持ち
「…ミョウジ!おった!」
『あ、ユウジやん。小春おらんねんけどー!頼む、ユウジ!勉強教えてぇなー』
「(よっしゃ!)……し、しゃあないな!」
『あ、やっぱりえぇわ。小春おった!こっはる~!』
「(小春…!)」
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