忍足 謙也
▼ Name change!
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
▼謙也視点
俺は、同じクラスのミョウジが好きや。
同じクラスやのにまともに喋られへんし、話しかけるんはごっつ緊張する。
まぁ、俺が臆病なだけなんやけど。
「また、 話しかけられへんのかいな」
うだうだと考えとったら、呆れた顔した白石が近付いてきた。
白石にはよく相談に乗ってもらっとるから、俺がナマエを好きや、ってことも知っとる。
「だって……しゃあないやん」
「しゃあないとか言っとる場合ちゃうで。
…ほら、見てみ。話しかけへんから、他の男子と喋ってもとるやん」
白石の指差す方向を見てみると、そこには男子と楽しく喋っとる様子のミョウジがおった
「俺が呼んだろか?」
「それは…俺が呼ばな意味ないやろ」
「はいはい」
呼びたいのに、上手く声が出えへん。
でもあのまま、他の男子…俺以外の奴と、喋っとんの見るんは嫌や…!
「…っ、ミョウジ!」
『ん?…あぁ、謙也か』
「ほな、俺は退散やな」
何やら含みのある笑顔を残して白石は去って行き、入れ替わりでミョウジがこっちに来た。
『どないしたん?謙也』
「えぇーとなぁ…。ははっ、わ、忘れてもたわ」
喋りたい事は山ほどあるのに、いざとなったら言葉が出てこうへん。
『…前から思っとったんやけど、謙也、私と喋るん嫌…?』
「え?」
『いや、まぁ、何となくなんやけどな』
「い、嫌な分けあるかい!むしろ…!」
『むしろ?』
「むしろ…○□※☆…」
告白でもないのに、“好き”の一言さえ出てこん。
『何言うとんか分からんわ!とりあえず、私と喋るん嫌ちゃうんやな?』
「あ、当たり前やろ!」
『良かったぁ!私、結構謙也と喋るん好きやし!』
「お、俺もや!」
まさかそんな事言われると思わんくて、今度から少しは積極的に話しかけてみよかな、って思った。
君と話すこと
(照れくさいけど、心地いい)
「○△☆※@…」
「ミョウジ呼ぶんやったらちゃんと呼べや、謙也!積極的に行くんちゃうんか!?」
「いやー言うたけどやなー、中々実行出来へん訳で…」
「言い訳はえぇわ!…ほら、ミョウジから来てくれたで」
「ミョウジー!」
「今呼んでも意味あるかい、ドアホ」