忍足 謙也
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▼男らしい(?)謙也
▼マネージャーヒロイン
どないしたんやろ?
最近、謙也がヘタレやなく、普通にキリッと格好良くみえる。
「先輩、重症っすわ」
『私もそう思う…』
部活の後、ふとそこに居た財前くんに相談してみた。どこからかやってきた謙也も、何故か聞いとるみたいやけど。
「なぁ、俺が普通に格好良かったらあかんのか!?ヘタレやないとあかんのか!?」
「謙也さん、自分のこと格好えぇって思てんすね」
『うっわ…』
「違うわ!後そこ引くなぁ!」
『ほんでなぁ 財前くん…』
「何すか」
「無視すなや!」
それから何日たってもその症状は治らんくて、普通に見慣れているはずの制服やユニフォーム姿が、格好良く輝いてみえる。
そろそろ本気で病院に行こうか、とさえ思っとる。
『白石~』
ある日の部活後、 白石に用事があったので男子の部室を訪ねた。
でもそこには白石はおらんくて、着替え途中の謙也がおった。
『ご、ご、ご、ごめん!』
「ちょ、ちょい待ち!」
急いで部室から出ようとしたところ、謙也に腕を掴まれた。
『き、着替え途中やろ!?邪魔やんかウチ、なっ!?』
「別にえぇ」
腕を離してくれたと思ったら、壁際に追い込まれてしまった。
『な、な、な、何でしょうか!!??』
目の前には上半身裸の謙也。
いつもと雰囲気が違うし、半裸だし、格好良すぎやし、エロイし、ヘタレのくせに、とか色々脳内を駆け巡ってパンク寸前だ。
「最近俺のこと、避けとるやんな……」
確かに謙也の言う通り、最近ウチは謙也を避けていた。
だってしゃあないやんか。謙也、格好良く見えるんやもん…。
『避けもするわ!最近、謙也ホンマ格好えぇんやもん!んな、ずっと見とられるか!』
「それ、ホンマか…?」
『こないな時に嘘つくかっ!』
「[#da=3#]~!!」
謙也に急に抱き締められたのと、相手が半裸ということで ウチの心臓の心拍数上昇。
「俺…ナマエの事 好きやから」
『!!』
そしてまた心拍数上昇。
私が最近、謙也の事格好良く輝いて見えるのはこういう事なのかもしれない。
『私も好き…かも知れん……』
「今はその答えで充分や!」
いつか君にちゃんとした答えを出すから。
でもその答えは変わってなくて、変わらず『好き』って言うんだろう。
恋愛症候群
『そろそろさ…服、来てくれん……?』
「え?あ……………わぁあああ!!」
『そんな真っ赤にならんでえぇやん!』
「いや、あの、俺はトンデモナイことを…!」
『(やっぱ根はヘタレか…)』
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