財前 光
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▼高校1年生設定
初めて部活というものに携わった。マネージャーとしてだけれど。
何もかもが初めてで、上手くいかなかったときは少し泣きそうにもなった。
でも部員の皆さんは、良い人ばっかりで凄く助かった。飴と鞭でもあるけれど。
その中の同級生の一人と仲良くなった。名前は、財前光くん。
その財前くんも入ったばかりだと言うのに、手際が良すぎる。教え方も上手いし。
本人は慣れや、と言ってたけどなんかもう…流石です。
「じゃあ、そろそろ終わろか」
部長がそう全員に告げ、片付けやコート整備に取りかかる。
帰り支度も終わって、皆それぞれ「お疲れ様でした」と言って帰って行く。
私と財前くんは、学校まで自転車で来ている。
財前くんと自転車置き場に向かう途中、今日はあまりに慣れてないことばかりが続き、少し涙が出そうになる。
私は隣にいる財前くんにバレないよう、必死にそれをこらえて会話を続けた。
「お疲れ。…よう頑張っとるから、大丈夫や」
突然そう言って隣を歩いていた財前くんは、私の頭を軽く撫でた。
自転車に跨がり、「ほなな」と颯爽と去っていく。
その言葉にポロポロと涙が出てしまったのは、財前くんのせいにしておこう。
「大丈夫」
(君の言葉は誰よりも嬉しい)
「お疲れ」
『お疲れ様。あ、はい』
「なにこれ」
『ジュース!…この間のお礼!』
「なんかしたか?俺」
『さぁね!』