白石 蔵ノ介
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『と、届かん…』
「ちょ、俺がやるって。大人しいしとき」
今、俺は幼なじみでお隣さんのナマエの看病をしとる。
先日、急に降った雨にやられたみたいで風邪を引いたらしい。
やけど、土曜日で学校は休み言うてもナマエの両親は遅くまで仕事、うまいこと今日俺は部活無いしと言うことで、ナマエの看病に抜擢されてもうた。
仮にも健全な青少年やで?
駆り出してえんかいな、ホンマ。
『お腹減った…』
「おかゆ作ってくるから、待っとき」
普段はうるさいのに、風邪引いたらこんなにしおらしいんやな。
台所でフッと笑いながら、出来たおかゆをナマエの元へと運んだ。
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「美味しかったか?」
『美味しかった、ありがと』
「ん。ちょっと熱測っとき。その間、氷取ってくるわ」
『はーい』
一階に下り手際よく氷を用意して、ナマエの元に戻った。
熱は測り終わっていて、体温計を見たら「37、7℃」が表示されとった。
「ちょっと高いな」
『うーん…』
「まぁ大人しゅうしとき」
そう言って俺は、目を閉じたナマエにそっとキスをした。
君の熱を
(吸い出せたなら)
『なにしょんねん!いたっ…』
「ほれみてみ、大声出すから…」
『やって白石が…』
「んー…熱、吸い出せたらえぇな思うて」
『吸い出す所か、うつるぞ。うつすぞ』
「現実的やなー。ってか、『うつすぞ』て」