白石 蔵ノ介
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▼白石視点
『包帯どないしたん、怪我しとるん?大丈夫!?』
それがミョウジさんに、初めて言われた言葉やった。
大体の奴は俺が包帯巻きだしたのを見ても、何や触れたらあかん事情がある思ってか、包帯の事には全然触れてこんかった。
やけどミョウジさんは違うかった、あえて俺に声をかけてくれた。
『隣のクラスの白石くんやんな?
包帯どないしたん、怪我したん?大丈夫?』
あんま喋った事無い子に質問攻めされるんはちょっと困るけど、この時は何故か悪い気せんかった。
「怪我ちゃうし、大丈夫やで。心配してくれてありがとうな」
そう言うとミョウジさんは自分の事のように、ほっとした顔をしながら『いーえ!ほな、お大事にな!』と言うて、俺に笑顔を向けて去って行った。
同じクラスでもないのに、ホンマに心配してくれたからこそ声かけてきてくれたんやろうな、って事が結構嬉しかった訳で。
それがきっかけでミョウジさんを目で追うようになったのは、言うまでもない。
気になったのは
(本気で俺を心配してくれる"君"でした)
「ミョウジさん」
『あ、白石くん!私のクラスまで、どないしたん?』
「…俺と友達になってくれん?」
『もちろん!』
(まずは友達から、お願いします)
(君と結ばれるのは、その次で)