白石 蔵ノ介
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▼白石視点
「ナマエ、好きやで」
『はいはいー、ありがとうございますー』
俺はこの前、初めてナマエに告白した。
でも本気やと受け取ってくれへんくて、それから毎日と言ってえぇほどナマエに“好き”って言っとるけど、素っ気ない態度ばっかり。
「いや、ホンマにマジで。好きやで、ナマエ」
『はいはいー。すき屋で私がどないかしましたー?』
「いやいや、すき屋ちゃうがな」
『じゃあ、数寄屋?』
「もっとちゃうわ」
『ほぉーん、まぁええわ』
「えぇわけないわ」
“好きや”言うても、すぐこうやってはぐらかすし。
数寄屋なんて、よう思いつくわ。
「なぁ…俺、真面目に言うとんやで」
『何を?』
「ナマエが好きや、って」
一瞬、ナマエの顔が戸惑った顔になったと思ったら、また普通の顔に戻った。
でも、いつもより真剣な表情にも見える。
『蔵みたいな、……蔵が、私の事好きなんて…ありえへんやん』
「ありえるから、俺は“好きや”言うとるやん」
『……証拠は?』
「ナマエが許可するなら、証拠見せる」
『許可って何を?』
「キス」
『……………は?』
「想いが通じあってへんのに、一方的にしたって意味あらへんやん」
本気の気持ちが伝わってへんのに、一方的にキスするって 何か俺の意に反するねん。
『………じゃあ、えんちゃうん』
「え?」
『……証拠 見してみぃや』
「それって…」
『まぁ、そうなんちゃうん?』
そう言って笑うナマエがごっつ可愛くて、俺は頬が赤なっとるのを見られんように必死で隠した。
何回言えば
(君に伝わる、この想い)
(そして、やっと君に伝わった)
『蔵、赤なっとる~!』
「誰が赤くさせたねん」
『私、何もしてへんで?』
「したわ」
『何をー?』
「………とりあえず、証拠見せとこか」
『何でそないなんねん!ま、ま、待ちぃや!』