二人暮らし(dr/臨也)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※18禁
その日家に帰って声を上げると、珍しく何の返答も返ってこなかった。
「澪士、ただいまー」
マンションに入る前に見上げて確認した、部屋の電気は点いている。彼が電気を消すのを忘れて出掛けることは有り得ないから、絶対に家の中に居る筈だ。
かと言って家の中に居れば大抵どんなに不機嫌でも返事はある。
もしかして寝ているのか、と思いながらカバンをリビングに置き、寝室に向かった。
「澪士」
寝室の扉を開けると、恋人はベッドの上に座っていた。
いつもと違うのは、あまりに不機嫌そうな雰囲気が漂っているところだけだ。
「澪士、どうしたの?」
「……死ね」
「何かしたっけ」
俺が肩を竦めて問い返してみると、案の定彼は更に怒って、もう口を開かなくなってしまった。
体育座りをしたままそっぽを向く。
「ねえ、澪士?」
「触んな」
ベッドに片膝を載せ、右手で触れると振り払われる。
「……もしかして、全然帰ってこなかったこと、怒ってる?」
返事はない。どうやら図星のようだった。
確かに俺はここ2週間くらい全く帰ってきていなかった。実は澪士の居ない日中に戻ってきていた時もあるのだが、澪士にとってみれば帰ってきていないことに等しいだろう。
それが分かると、何だ俺が忙しいことに嫉妬していたのか、と感じ、ふっと笑った。
「何で笑うんだよ!」
「可愛いなと思って」
「死ね!」
いきなり大きな声で怒り出すのは恥ずかしさの裏返し。それはよく知っている。
あまりにも可愛かったので、俺は澪士をそのままころんと押し倒した。
「え、え? 臨也?」
「機嫌直して」
いくら怒っていても、こういう雰囲気に持ち込めば勝てることを、俺は知っている。
「ちょっ何すん」
「静かにして」
上着とズボンの間から手を入れ、胸をまさぐる。
澪士は必死に抵抗しようとするが、残念ながら俺の力には敵わない。
「ん、」
さっきまで怒っていたせいで快楽に流されるのは悔しいと思っているのだろう。声を何とか我慢しようとしているが時折漏れる喘ぎ声が、余計俺の熱情を煽る。
――でも、俺も同じだけ、シてないんだよね。
そう思えば、もう直ぐに熱くなってくるその部分だって仕方ないと思える。
「だめ、臨也、やだっ」
「身体は嫌なんて言ってないけど? ほら」
「あっ」
既に緩く勃ちかけている澪士のそれを、ズボンの上から優しく触る。
「ん、あんまり触んないで、」
「何で?」
「……わか、るだろ」
「言わないとわかんないよ?」
言わないと分からないからやめない、と。
そう言いながら、ズボン越しに先程より強く撫でる。
「いじわる……」
「ああ、いいね。そういうこと言われると、ますますいじめたくなっちゃう」
「え、」
「ほら、脱ぐから。舐めて」
俺は生き急ぐようにベルトを外し、ズボンとパンツを下ろす。
ベッドで横向きになったままの澪士の口に、無理やり肉棒を宛てがった。
「んふ」
「ちゃんと舐めて。じゃないと痛いまま挿れちゃうよ?」
「それは、やだ……」
「じゃあ丁寧に舐めてね」
澪士は一生懸命口を動かすが、その小さな口に全て入る筈もなく。
ぐっと澪士の頭を押し込み、もう俺が腰を動かしてやりたい衝動に駆られる。
……が、そんなことをすれば後で何を言われるか分からないので、それはやめておいた。
「澪士、俺も触ってあげる」
「ん!」
澪士は既にパジャマだった、非常に好都合なことだ。
ずるりとズボンとパンツを脱がせると、澪士のモノが勢い良く飛び出す。
俺はそれを優しく撫でた。澪士はどこが感じるのか、俺はもう熟知している。
「ん、んん、」
「澪士、お口がお留守になってるよ?」
「だ、だって」
舌はたまにちろちろと舐めてくるけれど、与えられる快感の波が強すぎるのか、それも途切れ途切れだ。そんな拙さも可愛いのだけれど。
きっと溜まっているせいだろう、そう思って一度吐き出させてあげようと思い、俺は手を動かす速度を速めた。
「待って臨也、イっちゃ、」
「いいよ」
俺は澪士の上にのしかかり、そのまま澪士のモノを口に含んだ。
俺のは澪士の丁度口の奥まで入り、その苦しそうな息遣いが更に俺を煽る。
「ん、んんっ!」
「いーよ出して」
澪士の苦しげな声を聞き、俺は答えた。
その言葉が聞こえたかどうかは分からないけれど、次の瞬間にドクドクと脈打って液体が放たれる。
「はー、はー……」
「澪士、このまま解してあげるから、動かないで」
「え、え、」
俺は自分の指を舐め、澪士の穴に指をあてがう。その瞬間、身体に力が入ったのが分かった。
いつも力は抜いておいた方がいいと言うのだが、まあそうなるのも仕方ないだろう。そもそもここは異物が外から入ってくるようには出来ていない器官なのだ。
「やだ、汚いから、」
「汚くないよ? 澪士は全部綺麗だから。全身舐めたいくらい」
「何言って、あ、」
つぷ、と指を滑らせ、まずは人差し指だけを押し入れる。
びくと足が強張ったのが分かる。でも挿入はやめない。
「だめ、変になっちゃう」
「イったばっかりだから?」
「ん、うん、」
何とか俺にやめさせようと必死に頷いている澪士が可愛い。普段から可愛いのは当然だけど、こういう行為の時、彼はとても魅力的になる。
もう俺は女を抱ける気がしなかった。澪士とすることが一番幸せだ。
「じゃああんまりいじめないで、もう挿れてあげるね」
そう言うと、澪士はこくりと頷き、自ら四つん這いになって俺の方に尻を向けた。こんな澪士を知っているのなんて、俺しか居ない。そう思うと余計に熱くなる。
ベッドサイドにあったローションを手に取り、手の上で温めてから、これから受け容れる秘壺に塗った。
受け容れる準備が整ってしまえば、簡単だ。あてがい、澪士の腰をこちらに引いて、貫いた。
「あー……!」
その声は苦しみではない、恍惚だ。知っている。
ぐちゃぐちゃと音を立てながら、俺は腰を白い肌に叩きつける。多分終わる頃にはほんのり赤く色づいているだろう。
「澪士、今日、手加減できない」
久しぶりに会うせいで加減も分からないし、加減をする程の余裕もない。許されるなら今すぐに吐き出してしまいたいくらいだ。
「あ、あっ、んっ」
「澪士の中、すごい、イイ」
「んっ、俺も、臨也のっ、ずっと」
待ってた、と女のような嬌声を上げ、彼は本能的に男を煽る言葉を連ねる。
もはや生まれてくる性別を間違えたんじゃないのか? とたまに思うけれど、澪士が男でなかったら、多分俺はこんなに欲情しなかっただろう。
「あっ、やだっ、そこっ」
後ろから突くことでより深く、澪士が最も喘ぐところに到達できる。
更に、すっかり復活してしまっている澪士のモノを掴み、強く扱いた。
「だめ、だめっ、変になっちゃうっ」
「ん、いいよ? 澪士のそういうとこ、俺だけに見せて」
「うんっ、こんな、気持ちよくさせてくれるの……臨也だけだからっ」
快楽を得ればこういうことを吐くよう、教えたのは俺だ。
彼を精神的だけでなく肉体的にも縛っておく。
「あ、イきそう……」
「ね、一緒にイこっ、いざやっ」
「いいよ、澪士のイイとこ、いっぱい突いてあげる」
「あっ、あっ、ああっ、あっ!」
澪士の片腕を引きながら、もう片方の腕で腰を掴み、一番深いところへ辿り着くように腰を打ち付ける。
「あっイっちゃうっ」
「ん、イくっ」
「あっ!」
その瞬間、2人は同時に白濁を放った。
ベッドがべたべただが、そんなことは気にせず、俺は繋がったままベッドに横になる。
「……澪士、機嫌、直した?」
「……あ」
「あって……忘れてたの?」
そう笑うと、ちらと横目でこちらを見てくる澪士。
それがあまりに可愛かったので、ちゅ、と頬に唇を落とした。
その日家に帰って声を上げると、珍しく何の返答も返ってこなかった。
「澪士、ただいまー」
マンションに入る前に見上げて確認した、部屋の電気は点いている。彼が電気を消すのを忘れて出掛けることは有り得ないから、絶対に家の中に居る筈だ。
かと言って家の中に居れば大抵どんなに不機嫌でも返事はある。
もしかして寝ているのか、と思いながらカバンをリビングに置き、寝室に向かった。
「澪士」
寝室の扉を開けると、恋人はベッドの上に座っていた。
いつもと違うのは、あまりに不機嫌そうな雰囲気が漂っているところだけだ。
「澪士、どうしたの?」
「……死ね」
「何かしたっけ」
俺が肩を竦めて問い返してみると、案の定彼は更に怒って、もう口を開かなくなってしまった。
体育座りをしたままそっぽを向く。
「ねえ、澪士?」
「触んな」
ベッドに片膝を載せ、右手で触れると振り払われる。
「……もしかして、全然帰ってこなかったこと、怒ってる?」
返事はない。どうやら図星のようだった。
確かに俺はここ2週間くらい全く帰ってきていなかった。実は澪士の居ない日中に戻ってきていた時もあるのだが、澪士にとってみれば帰ってきていないことに等しいだろう。
それが分かると、何だ俺が忙しいことに嫉妬していたのか、と感じ、ふっと笑った。
「何で笑うんだよ!」
「可愛いなと思って」
「死ね!」
いきなり大きな声で怒り出すのは恥ずかしさの裏返し。それはよく知っている。
あまりにも可愛かったので、俺は澪士をそのままころんと押し倒した。
「え、え? 臨也?」
「機嫌直して」
いくら怒っていても、こういう雰囲気に持ち込めば勝てることを、俺は知っている。
「ちょっ何すん」
「静かにして」
上着とズボンの間から手を入れ、胸をまさぐる。
澪士は必死に抵抗しようとするが、残念ながら俺の力には敵わない。
「ん、」
さっきまで怒っていたせいで快楽に流されるのは悔しいと思っているのだろう。声を何とか我慢しようとしているが時折漏れる喘ぎ声が、余計俺の熱情を煽る。
――でも、俺も同じだけ、シてないんだよね。
そう思えば、もう直ぐに熱くなってくるその部分だって仕方ないと思える。
「だめ、臨也、やだっ」
「身体は嫌なんて言ってないけど? ほら」
「あっ」
既に緩く勃ちかけている澪士のそれを、ズボンの上から優しく触る。
「ん、あんまり触んないで、」
「何で?」
「……わか、るだろ」
「言わないとわかんないよ?」
言わないと分からないからやめない、と。
そう言いながら、ズボン越しに先程より強く撫でる。
「いじわる……」
「ああ、いいね。そういうこと言われると、ますますいじめたくなっちゃう」
「え、」
「ほら、脱ぐから。舐めて」
俺は生き急ぐようにベルトを外し、ズボンとパンツを下ろす。
ベッドで横向きになったままの澪士の口に、無理やり肉棒を宛てがった。
「んふ」
「ちゃんと舐めて。じゃないと痛いまま挿れちゃうよ?」
「それは、やだ……」
「じゃあ丁寧に舐めてね」
澪士は一生懸命口を動かすが、その小さな口に全て入る筈もなく。
ぐっと澪士の頭を押し込み、もう俺が腰を動かしてやりたい衝動に駆られる。
……が、そんなことをすれば後で何を言われるか分からないので、それはやめておいた。
「澪士、俺も触ってあげる」
「ん!」
澪士は既にパジャマだった、非常に好都合なことだ。
ずるりとズボンとパンツを脱がせると、澪士のモノが勢い良く飛び出す。
俺はそれを優しく撫でた。澪士はどこが感じるのか、俺はもう熟知している。
「ん、んん、」
「澪士、お口がお留守になってるよ?」
「だ、だって」
舌はたまにちろちろと舐めてくるけれど、与えられる快感の波が強すぎるのか、それも途切れ途切れだ。そんな拙さも可愛いのだけれど。
きっと溜まっているせいだろう、そう思って一度吐き出させてあげようと思い、俺は手を動かす速度を速めた。
「待って臨也、イっちゃ、」
「いいよ」
俺は澪士の上にのしかかり、そのまま澪士のモノを口に含んだ。
俺のは澪士の丁度口の奥まで入り、その苦しそうな息遣いが更に俺を煽る。
「ん、んんっ!」
「いーよ出して」
澪士の苦しげな声を聞き、俺は答えた。
その言葉が聞こえたかどうかは分からないけれど、次の瞬間にドクドクと脈打って液体が放たれる。
「はー、はー……」
「澪士、このまま解してあげるから、動かないで」
「え、え、」
俺は自分の指を舐め、澪士の穴に指をあてがう。その瞬間、身体に力が入ったのが分かった。
いつも力は抜いておいた方がいいと言うのだが、まあそうなるのも仕方ないだろう。そもそもここは異物が外から入ってくるようには出来ていない器官なのだ。
「やだ、汚いから、」
「汚くないよ? 澪士は全部綺麗だから。全身舐めたいくらい」
「何言って、あ、」
つぷ、と指を滑らせ、まずは人差し指だけを押し入れる。
びくと足が強張ったのが分かる。でも挿入はやめない。
「だめ、変になっちゃう」
「イったばっかりだから?」
「ん、うん、」
何とか俺にやめさせようと必死に頷いている澪士が可愛い。普段から可愛いのは当然だけど、こういう行為の時、彼はとても魅力的になる。
もう俺は女を抱ける気がしなかった。澪士とすることが一番幸せだ。
「じゃああんまりいじめないで、もう挿れてあげるね」
そう言うと、澪士はこくりと頷き、自ら四つん這いになって俺の方に尻を向けた。こんな澪士を知っているのなんて、俺しか居ない。そう思うと余計に熱くなる。
ベッドサイドにあったローションを手に取り、手の上で温めてから、これから受け容れる秘壺に塗った。
受け容れる準備が整ってしまえば、簡単だ。あてがい、澪士の腰をこちらに引いて、貫いた。
「あー……!」
その声は苦しみではない、恍惚だ。知っている。
ぐちゃぐちゃと音を立てながら、俺は腰を白い肌に叩きつける。多分終わる頃にはほんのり赤く色づいているだろう。
「澪士、今日、手加減できない」
久しぶりに会うせいで加減も分からないし、加減をする程の余裕もない。許されるなら今すぐに吐き出してしまいたいくらいだ。
「あ、あっ、んっ」
「澪士の中、すごい、イイ」
「んっ、俺も、臨也のっ、ずっと」
待ってた、と女のような嬌声を上げ、彼は本能的に男を煽る言葉を連ねる。
もはや生まれてくる性別を間違えたんじゃないのか? とたまに思うけれど、澪士が男でなかったら、多分俺はこんなに欲情しなかっただろう。
「あっ、やだっ、そこっ」
後ろから突くことでより深く、澪士が最も喘ぐところに到達できる。
更に、すっかり復活してしまっている澪士のモノを掴み、強く扱いた。
「だめ、だめっ、変になっちゃうっ」
「ん、いいよ? 澪士のそういうとこ、俺だけに見せて」
「うんっ、こんな、気持ちよくさせてくれるの……臨也だけだからっ」
快楽を得ればこういうことを吐くよう、教えたのは俺だ。
彼を精神的だけでなく肉体的にも縛っておく。
「あ、イきそう……」
「ね、一緒にイこっ、いざやっ」
「いいよ、澪士のイイとこ、いっぱい突いてあげる」
「あっ、あっ、ああっ、あっ!」
澪士の片腕を引きながら、もう片方の腕で腰を掴み、一番深いところへ辿り着くように腰を打ち付ける。
「あっイっちゃうっ」
「ん、イくっ」
「あっ!」
その瞬間、2人は同時に白濁を放った。
ベッドがべたべただが、そんなことは気にせず、俺は繋がったままベッドに横になる。
「……澪士、機嫌、直した?」
「……あ」
「あって……忘れてたの?」
そう笑うと、ちらと横目でこちらを見てくる澪士。
それがあまりに可愛かったので、ちゅ、と頬に唇を落とした。