このゲームはお預けで(夢100/ドライ)
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「……はあ……」
後ろから抱かれながらゲームをする、という非常に緊張の強いられる体勢からレイシが解放されたのは、もう陽もとっぷり暮れ空に星々が輝く時間だった。レイシが訪れたのは昼前だから、結局8時間は部屋に閉じ込められていただろうか。
ドライは気の済むまで例のRPGをプレイし、時折レイシの耳元で感想を述べながら、明日仕事だからと言い募るレイシを漸く解放してくれた。
レイシは帰路につきながら考える。でもこうして俺が部屋を出てきた後でもまだやってるんだろうな、と思うと、最早尊敬の念しか出てこなかった。
(……勿論、これだけ熱中してもらえるのは有難いんだけど)
ゲームの開発は数年単位だ。当然ここ数日ドライが熱中しているゲームも相当な開発日数、資金がかかっている。だからこそ長く遊んでもらえるよう、本筋と関係ない部分も充実させているのだ。
だからドライがそうして沢山遊んでくれているのは嬉しい、嬉しいのだけれど。
(こうして俺が開発したゲームをドライがプレイして……プレイしている間は、公務も何もできないわけで……)
ドライは大抵部屋に引きこもってゲームをしているが、王子なのだから当然公務も行っている。それがどの程度か、どんなことをやっているのかレイシは知らないが、ドライが王位を継ぐことを考えると公務をこなすのは非常に重要なことだろう。
それはレイシがなまじ国王とも顔見知りであるから余計考えてしまうことでもあった。
「……次の休みの時は、国王様に謝りに行こう」
そう呟いたものの、次の休みっていつだっけな、と思った。
後ろから抱かれながらゲームをする、という非常に緊張の強いられる体勢からレイシが解放されたのは、もう陽もとっぷり暮れ空に星々が輝く時間だった。レイシが訪れたのは昼前だから、結局8時間は部屋に閉じ込められていただろうか。
ドライは気の済むまで例のRPGをプレイし、時折レイシの耳元で感想を述べながら、明日仕事だからと言い募るレイシを漸く解放してくれた。
レイシは帰路につきながら考える。でもこうして俺が部屋を出てきた後でもまだやってるんだろうな、と思うと、最早尊敬の念しか出てこなかった。
(……勿論、これだけ熱中してもらえるのは有難いんだけど)
ゲームの開発は数年単位だ。当然ここ数日ドライが熱中しているゲームも相当な開発日数、資金がかかっている。だからこそ長く遊んでもらえるよう、本筋と関係ない部分も充実させているのだ。
だからドライがそうして沢山遊んでくれているのは嬉しい、嬉しいのだけれど。
(こうして俺が開発したゲームをドライがプレイして……プレイしている間は、公務も何もできないわけで……)
ドライは大抵部屋に引きこもってゲームをしているが、王子なのだから当然公務も行っている。それがどの程度か、どんなことをやっているのかレイシは知らないが、ドライが王位を継ぐことを考えると公務をこなすのは非常に重要なことだろう。
それはレイシがなまじ国王とも顔見知りであるから余計考えてしまうことでもあった。
「……次の休みの時は、国王様に謝りに行こう」
そう呟いたものの、次の休みっていつだっけな、と思った。