僕は君に愛させたい(FE覚醒/クロム)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……?」
目覚めれば、真っ暗な世界。
痛む頭を押さえながらゆっくり起き上がる。
冷たい床、ずっと向こうまで続く闇。
「ここは……」
灯りも何もないこの場所に、見覚えなんてある筈がなかった。
それでもここに座っていてもどうしようもない。
俺はそう考えて立ち上がり、当てもなく歩き出す。
暫く歩いていくと、遠くに薄っすらと光が見えてきた。
「あれは……出口?」
良かった。漸くこの訳の分からない部屋から出られる。俺は自然と早足になる。
しかしその瞬間、不意に何かに躓く。
「わっ!」
思わず声が出て転ぶ。ぱっと起き上がって振り返ると、俺が躓いたのは。
「ひ……人?」
闇の中でもよくよく目をこらしてみれば、そこに倒れているのが人であることが分かった。
けれどその人は倒れたままぴくりともしない。
少し考えて、その事実が結ぶ一つの真実に気づき、俺は弾かれるように立ち上がって光へ向かって走った。
(まさか……死んでる!?)
後ろは絶対に振り向かない。追ってきているなんて考えたくもないが。
とりあえずあの光に辿り着けば何とかなるような気がしていた。
俺は無我夢中で走る。
やがて光に辿り着いた時、俺は手を伸ばした――
目覚めれば、真っ暗な世界。
痛む頭を押さえながらゆっくり起き上がる。
冷たい床、ずっと向こうまで続く闇。
「ここは……」
灯りも何もないこの場所に、見覚えなんてある筈がなかった。
それでもここに座っていてもどうしようもない。
俺はそう考えて立ち上がり、当てもなく歩き出す。
暫く歩いていくと、遠くに薄っすらと光が見えてきた。
「あれは……出口?」
良かった。漸くこの訳の分からない部屋から出られる。俺は自然と早足になる。
しかしその瞬間、不意に何かに躓く。
「わっ!」
思わず声が出て転ぶ。ぱっと起き上がって振り返ると、俺が躓いたのは。
「ひ……人?」
闇の中でもよくよく目をこらしてみれば、そこに倒れているのが人であることが分かった。
けれどその人は倒れたままぴくりともしない。
少し考えて、その事実が結ぶ一つの真実に気づき、俺は弾かれるように立ち上がって光へ向かって走った。
(まさか……死んでる!?)
後ろは絶対に振り向かない。追ってきているなんて考えたくもないが。
とりあえずあの光に辿り着けば何とかなるような気がしていた。
俺は無我夢中で走る。
やがて光に辿り着いた時、俺は手を伸ばした――
1/5ページ