【キヨヒロ】Ideal image
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(熱……下がった……)
あれからそのまま寝てしまったらしい。次に目が覚めたのは夕刻で、真っ赤になった空の色が部屋の中まで染めていた。ガンマモンはお昼寝に入ったようで、すよすよと寝息を立てている。そろそろ起こさなくては、次は夜中に騒ぎだしてしまう。もう効果もなくなってしまった冷えピタを剥がして、もう一度体温を測る。結果は平常。どうやら一眠りしたら下がってくれたようだ。
部屋に彼の姿はない。食器もないようだから、食堂に戻してくれたようだ。今度礼しなきゃな、と思いながら、ゆっくりとベッドを出る。窓を開けると、ひやりとした風が肌を撫でる。冬の空気は好きだ。澄んでいて、息苦しさがない。いつも何かに急かされていた自分にはちょうど良いものだったのかもしれない。
早く大人になりたいと今でもそう思う。でも、どんな大人になりたいのか、何が大人なのかは、分からなくなってしまった。それもこれも、あの人のせいだ。
(責任を取ってもらわないといけないな)
ふっ、と息を吐きながら、宙は勢いよく振り返り、ガンマモンを起こす。
「起きろガンマモン、夜寝れなくなっちゃうぞ。」
何度かぽんぽんと叩けば、くあ〜、と大きな口を開けながらその瞳をぱっちりと開く。そんなガンマモンを横目に、宙は寝間着からラフな格好に着替え直す。
「ヒロ〜……どこかいくのか〜?」
「あぁ。」
ガンマモンを抱き上げる彼の顔は、なぜかにこりと笑って、清々しい表情だった。
「先輩んとこ、乗り込みに行こうぜ。」
その楽しそうな表情に、ガンマモンは目をきらきらと輝かせる。真っ赤に染った部屋を飛び出し、蛍光灯に満ちた廊下を歩き出した。
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