800字ssシリーズ
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「……っと、はい!」
「ありがとうございます。」
受取人である自身の名前を書き、太一はペンを金髪の男性に返す。男性はニコリと笑うと、顎を伝っていく汗を手の甲で拭った。
「こんな暑い中お疲れ様です。」
「ありがとうございます、まあここが最後なんですけどね。」
「あ、じゃあお茶でも飲みますか?その汗の量だとちゃんと飲まないと熱中症になりますよ。」
そう言うと太一はぱたぱたとスリッパを鳴らしてキッチンへと向かった。宅配の青年は頭を下げると、一歩前へ踏み出して扉をパタンと閉める。入れてもらった麦茶をあおりながら、「助かりました。」と微笑む。その笑顔に太一はほっとして差し出されたグラスを受け取ろうと手を伸ばした。
「無防備なんだな、太一」
何が、と言葉を発する前に手を掴まれぐいっと引き寄せられると、そのまま息ごと唇を奪われた。突然の事に目を白黒させる太一を見つめながらコップを近くの棚に置くと、右手は腰へ、左手は服の上から秘部を撫で上げた。「んぅッ…!」と塞がれた口から甘い声がもれ、ヤマトは思わず目を細める。最初は抵抗しようと胸を押し叩いていた両手が、みるみるうちに震え耐えるように服を掴んでいる。息が苦しいのかどんどん赤くなっていく顔を見つめながら、ヤマトはゆっくりと口を離した。「ぷはっ…!」と一生懸命息を吸おうと口を開ける太一が可愛らしくて、その間にヤマトは玄関の床へ思い切り押し倒した。
「いッ…!ちょ、なにすっ、…この変態ッ…!」
「不用心なお前が悪いんだよ太一。女一人なら部屋の扉ぐらい閉めろ。狭そうな部屋に一人サイズのベッドと女性ものの服のみ。これじゃあ女の一人暮らしですって言ってるようなもんじゃないか。」
「ッ、どこ見てんだよ!お前ッ、」
「ほう、素は結構口悪いんだな。いいなぁすごくそそられる。……それに、こんなもの頼んどいて随分と欲求不満なんだな?」
ヤマトはそう言って口角を上げると、横に置かれたちいさなダンボールをぽんぽんと叩く。細く白い人差し指でつつつ…と送り主の部分を撫でれば、太一はさぁ、と顔を青くした。
「中身の詳細は省かれているが、これ、アダルトグッズだろう?何度目の買い物だ?男らしい口ぶりだが随分と淫乱な…」
「ッ、ばか!そんなんじゃない!だいたいおれは初めてでッ…!」
「そうか、初めてか。通りで初々しい反応だと思った。なんだ、興味持ったのか?可愛らしいなぁ?」
「~~~~ッッ!!とっとと離して帰れよッ!」
太一はヤマトの拘束から逃げようと腕や足に力を入れるがビクともしない。「なんでなんだよぉ…!」と思わず湿気帯びた声で目元に涙をためる太一の反応に、ヤマトはくつくつと喉を鳴らして笑う。首筋に舌を這わせながらじゅうっ、と吸いあげれば、わかりやすいほどに体を震わせ引きつった声を上げた。首に残る紅い花にヤマトは思わず舌なめずりする。
「…あぁッ!この光景を何度夢見たことか…!太一は覚えていないだろうが、俺は初めてお前を見たあの日からずっとこうしたかったんだッ…!」
「こ、この変態!犯罪者ッ、嘘つき…!」
「俺はそんな名前じゃない、ヤマトだ。名前で呼んでくれたらもっと嬉しいのになぁ。」
「誰がお前の名前なんかッ…!」
「それでもいい、太一が呼びたくなったら呼んでくれ。」
ヤマトはそう言う間にも太一の緩いTシャツの下に手を這わせる。子宮があるであろう場所を手で優しく押されて太一は思わず「うぁッ…!」と声がもれた。ヤマトがこれから何をしようとしているのか、それだけで十分分かってしまい太一は怯えたように顔を歪ませてひたすらに懇願する。
「うッ、おねが、…!やめて、やま、とぉ…!」
恐怖に揺れる瞳にヤマトは思わずぶるっと身体を震わせた。これほどの快感と褒美を前にして誰がこの身を引かせようか。
「大丈夫だ太一、俺が気持ちよくしてあげるからな。」
そう笑いながら歓喜と狂気の入り交じる濁った蒼い瞳に射抜かれて、太一は震える体を無理やり抱きしめられた。
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