おさなむすめ
名前変更
設定何故か鶴見たちのもとへやって来た幼女(10歳未満)
そして何故かすんなり受け入れる鶴見
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しずくはせっせとテーブルにお皿やらカップやらを並べていた
月島に頼んで使っていないものを用意してもらったものだ
「しずく?何を始めるんだ?」
鶴見がその様子を不思議そうに覗いた
目線の先では忙しそうに、一生懸命にしずくが準備を進めている
「うんとね、おままごとするの!」
「おままごとか」
「うん。鶴見さんと月島さんをお招きしてお茶会なの」
「それは楽しそうだね」
ふふふ、としずくはすでに楽しそうである
準備を終えたのかしずくは「月島さん呼んでくる!」と出ていったのを見届けて
「…茶菓子はなにかな」
ぽつりと鶴見が呟いた
暫くたってパタパタと足音が聞こえ、ガチャリとドアが開けられた
しずくの後ろに月島もいた
「やぁ待ってたよ」
「失礼します」
「じゃあ始めよ~~!」
それぞれテーブルを囲い椅子に座る
これから何が始まるのかあまりわかっていない様子の月島はそわそわしていた
しずくはカップとお皿をそれぞれに渡してパン!と手を叩いた
「ではでは………。皆様ようこそいらっしゃいました!今日はお茶会ですよ~」
鶴見はパチパチと手を叩いた
月島は真顔でしずくを見ている
「さぁどうぞ召し上がってください!美味しいお団子を用意したんです」
「これはこれは、ありがとう。早速いただくとしよう」
しずくと鶴見は空っぽのお皿から見えないお団子を持ち上げ、もぐもぐと口を動かし始めた
月島は変わらず真顔のままだったが、少し困惑しているようだった
「うん、うまい。しずく、こんな美味しいお団子をありがとう」
「えへへ、喜んでもらえて嬉しいです!…あれ、月島さん、お団子はお嫌いでしたか?」
「へ、あ…いや、そういうわけでは」
しずくと鶴見でキャッキャしていたところで、急に振られてドキッとした月島だがしずくの視線に負けて意を決した
「本当に美味しそうな団子だ、いただくとしよう」
そろり、と手を動かして空っぽのお皿から見えない団子をとる
じぃーっと二人分の視線が気になったが、任務(?)を遂行することにした
「もぐもぐ……うまい」
ぽつりと言っただけだったがしずくは満足そうに笑った
「よかった!まだあるから、おかわりどうぞ!」
「あ、あぁ」
こどものままごとに慣れない月島と楽しければなんでもいいしずくを横目に、鶴見はそろそろ本物の団子が食べたいと思い始めていた
おわり