ネモフィラの追憶
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「これが貴方の言う幸せ?」
気が付いたら、俺の目の前では仲間や敵が全員血を流し、息も絶え絶えになっていた。
ただ一人、少女を除いては。
「……こんな結末の為に、歴史を変えたのね」
その言葉が酷く心に突き刺さった。
ああ、自分はなんて大きな間違いを犯してしまったんだ。取り返しのつかない事をしてしまった。
少女の言う通りだ。こんな結末の為にたくさんの犠牲を払ったのに、まるで意味なんてなかった。
「どうして、俺は、…違う、こんなことのために……」
「変えた歴史は元に戻らない。遡行軍にもなれない貴方は、一体どうなるんでしょうね?」
冷たい目だった。
そこには温度も何も存在せず、ただただそこにあるものに対してなんの感情も感じられなかった。