陽だまりの中で
夢小説設定
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「っはぁ……ここまで来れば大丈夫でしょ…、今のところ何も視えないし。」
「やっぱりさっきの人は……」
「人ならざるものだよ。……異世界とか初めてだからよく分からないけど、多分アレに捕まっちゃうとかなりやばい」
基本どの世界にもああいうのは居る。
けれどそれは本当にごく稀で殺人現場とか悲惨な事件があった場所とかにしかいない。
言わば地縛霊みたいなやつだ。
でもさっきのはそれらとは違うと言えるくらい酷いものだった。
普通地縛霊でも何かしらの感情的なのを感じれるのだが、あいつから感じとれるものは一切なかった。
きっと捕まったら死ぬだけでは終わらしてくれない。魂までもが壊されてしまう。
……そうなったらもう二度とここからは出られない。
「だから絶対捕まらないでね。ここであった私以外のモノは全て人ならざるものだから。」
「……やっぱり。」
「?何が?」
「さっき俺にはよく見えなかったんだが、微かに死臭がしたんだ。けど一瞬だったから俺たちと同じ様に迷ってしまった人かと思って、声をかけようとしたんだ」
「……ソウナンダ」
いや早く言ってくんない?それ。