ハイキュー BL
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🏘️帰り道
(ぁーもう…ほんッッッと…)
イライラする、忘れたい、そんな気持ちで靴箱に👟をしまう。
金田一「国見ー!一緒に帰ろう」
そう声をかけてきたのは、彼氏の金田一勇太郎。
笑顔。だけどいつもより、ぎこちない笑顔だった。
国見「……あーーーー…えっと…今日は……ごめん…」
ほんとは一緒に帰りたい。でもそんなの言えない。
金田一「あ…そっか、だよなー……ごめんな、 また明日!」
遠ざかっていく背中。
『そんな顔させてごめん』
心では思っていたけれど…声に出せない。
今からでも走って追いつきたい。
けどーーーー…
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🕛昼休み
モブ女1「へぇー!金田一くんって189センチも身長あるの?」
モブ女2「大きいねー」
金田一「そーだぜ!○○ーー…」
国見(金田一、いつまで女子と話してんだろ
今日昼休みに話そって言ったのに…)
モブ女1「金田一くんってかっこいいよね!」
国見(ふーん、あいつも思ってんだ…)
金田一「え…っと、ありがと
○○(モブ女)たちも可愛いよ」
モブ女1.2「キャー‼︎ぇ〜うれし〜♡」
少し照れながら言ったその言葉は、お世辞でもなんでもない言葉で、金田一にとって「普通の褒め言葉」だった。けれど、国見にとって金田一は大好きな彼氏。
国見(俺以外の奴に可愛いなんて思ってたの?
思うだけならまだしも、俺が近くにいるのに「可愛い」とか言うなんて…)
一通り話が終わった後、国見は金田一に近づき、いつもより低いトーンでこう言った。
国見「来て」
金田一「?どうしたんだよ、そんな…」
返事を聞き終わる前に腕を強く握って引っ張り、体育館倉庫へ連れていきった。そして、国見はバンッッ!!大きな音を立て、壁に金田一を押し付けた。(壁ドン状態)
金田一「いった…お、おい、国見…?」
押し付けられた金田一は背中と、強く握られた腕に痛みを感じ、国見に疑問と少しばかりの恐怖の目を向ける。
国見「金田一はさ、俺のこと好きなんだよね?」
金田一「は、?なんだよ、今更…当たり前だろ。だから付き合ってー…」
国見「じゃあ!!……他の奴に可愛いなんて言わないでよ…」
金田一「そんなこと言って……あ」
金田一はさっきの会話を思い出した。確かに可愛いとは言ったが、国見がそんなに気にするとは思ってもいなかった。でも国見はどんどんヒートアップしていく。
国見「俺だけにしか言わないで、もう、俺以外、みないで欲しい。でも金田一はあの女の事可愛いと思ってたんでしょ? 金田一は俺のものなのに…」
そう言ってどんどん顔を近づけて、首を少し強めに噛んだ。
金田一「イッ…タ…くに、みっ…‼︎痛い…って…!!」
国見「金田一が悪いんだよ、俺以外のこと可愛いって思って、言って、しかも俺がいる近くで。」
さっきより強く噛んだ時、金田一は
金田一「イッッッ…‼︎//国見ぃ…やめッ…やめて!!!」
その大きな声で国見は目が覚めた。
国見「はっ、ぁ……ご、ごめ……
おれ、熱くなっちゃって、嫉妬で…、ねぇ、嫌いにならないで、お願い…」
バッと離れたが、金田一の首に血がついているのが分かり、すぐに駆け寄る。
金田一「はぁ…はぁ…だ、大丈夫だから。俺が悪かった、ごめんな、付き合い始めだったのに。不安にさせるよな。もう言わねー」
そう金田一は優しく言い、体育館倉庫から動かない国見の手を引き静かに出ていく。
国見(最悪だ、終わった…)
大好きな彼氏なのに、勝手に怒って勝手に襲い、その挙げ句金田一を傷つけてしまった。
国見(これから、どうすれば…?)
倉庫を少し離れたあたりで別れ、それぞれの教室に戻った。
その後は帰りの下駄箱に近づくまでに、目も合わせないし、一言も話さなかった。
国見(いつもだったら目が合うだけで笑ったり、すれ違ったらすぐ話したり…こんなに仲が良かったのに…)
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🏘️帰り道 (最初の続き)
国見(こんなことがあったんだから…一緒に帰るとかできるわないじゃん…)
国見「こんなんになるんだったら友達のままが良かったよ」
1人でとぼとぼ帰っていると、金田一と一緒に帰っていた時が頭に浮かんでくる。部活帰りに告白されたことを思い出す。
_____ 部活帰り _________
金田一「なぁ国見、同性の恋ってどう思う?」
国見「は、何急に…………まぁその人が幸せだったらいーんじゃないの…」
国見(…やばい、なんかこの会話…もしかして金田一、俺のこと好きだったりするのかな…!)
金田一「じゃぁもし、もしだぞ?!男でお前のことを好きな奴がいて付き合おうって言われたらどうする?!」
国見「…まーそいつのこと好きだったらOKするよ」
金田一「え"、そっ、そうだよな!! うん、…………」
金田一(以外だ、「断る」って言うと思ったのに。
…え、国見は、えーと、男が好きかもっていう…??)
しばらく沈黙が続いたあと、何かを決意したように金田一が口を開いた。
金田一「……国見、これから言うこと、忘れても良いから、聞いて欲しい」
国見「何」
金田一「俺、お前のこと好きなんだけど、さ その〜…
付き合ったりってさ、……どう」
国見(どう…)
国見「…ぷ、」
金田一「は、何笑ってんだよ?!」
国見「いや、どうってなんだよ!はー、ほんとお前面白いな。
良いよ、俺もお前のこと好きだし。」
金田一「え、?!………あっ良いの?!」
国見「鈍感だな…」
笑い合いながら友達の境界線を超えたこの日は、明るい夕暮れの空がいつもより綺麗に見えた。
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国見「はー…なんかもー…」
思い出すうちに涙が落ちてきた。
その時。
金田一「何泣いてんだよ」
声がした方に目を向けると、少し苦笑している金田一が立っていた。
国見「ッ…みんじゃねーよ…」
そう言って腕で涙を隠すが、涙は止まらなかった。
金田一はその腕を退けて、
金田一「泣き虫だなー…何、今日のこと気にしてんの?」
国見「ズビ…気にしないわけねーだろ…グズッ…そんな…」
金田一「気にすんなって。もう俺なんともねぇし。
それにさ、
…別に…これ以上の事、好きな奴としてみたいし…//」
国見「え、」
国見は涙がすっと止まり、驚きの表情をした。
そしてー金田一の方をもう一度見る。すると、金田一は顔を赤くしそっぽを向いていた。それが何かおかしくて、
国見「はー……自分で言ったのになんで俺より恥ずかしがってんの?」
ニヤニヤしながら揶揄い、笑う。
金田一「ニヤニヤしてんじゃねぇよ…/」
(ー元の関係に戻れて良かったな。
いや、少し、前よりも体の関係に近づいたような気もしない…)
そんなことを考えて、いつも通りの帰り道を歩いていった。
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