私たちのXmas(加東秀吉)

「秀吉、私そろそろ帰る」

「ああ」






駅まで送る、そう言ってくれた秀吉と、
街路樹のイルミネーションを見ながら並んで歩く。



「そう言えばさ、今日クリスマスだよね」

「みて―だな」


知ってはいたんだね…







でもまぁ、こうやって好きな人と一緒にいられるだけでも幸せかな…。





「ねぇ、腕組んでいい?」
「…いちいち聞くことでもね―だろ」




フフッ


私はポケットに突っ込まれた秀吉の腕に、自分の腕を絡めた。





秀吉は、あったかい。




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