あなたに捧げる想い(複数)

■プレゼント
将五×みえ



「おい、まだ買うのか?」

「ん―?」

振り向くと両手に山のような紙袋を抱え、将五が苦笑いをしている。

「あとブ―ツとコート見たいんだよね―」
「…はいはい」





今日は朝からショッピング。

荷物持ちはもちろん将五。





ここ一月、私はあり得ないくらいほったらかされていたんだ。


バイトバイトバイト。

最近は電話さえなくて、真剣に別れてやろうかと考えていたほどだ。



でも昨日、将五からデ―トに誘ってくれた。
しかもイブの今日!

どうせ会えないんだって、半分諦めてた。
だけど、それでも予定を空けていた自分が惨めだった。


だからすごく嬉しかったんだ。





やりたいことは山のようにある、ショッピングしてお茶して、ご飯食べてイルミネーション見て…

とにかく大好きな将五と今日の久々のデートを満喫したい!!

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