あなたに捧げる想い(複数)


「そういえばみえさん、最近将五と会ってないってすごい落ち込んでた」
「ああ、将五のヤツ、バイト頑張ってたからな」
「連絡もろくにないって『別れてやる!!』って叫んでた」


「はは、みえさんらしいな。
あの人年上なのに、たまに子供っぽいとこがあるからな」

そう、みえさんは将五よりも年上。
でも、将五のことになるとスゴイ可愛い人だ。


「将五、今日の為に頑張ってたんだ、大丈夫さ」
「好誠なんか知ってるの?」
「ちょっとな」

「ふーん。でもあの二人が別れるなんて事はまずないね」
「ああ」
「本人達は自分の気持ちに一生懸命で気づいて無いみたいだけど、お互いにベタ惚れだもんねー」

「全く、似たもの同士だよな」

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