バイバイ(小林政成)
「だって、マサはアリサちゃんが好きだったじゃん?」
「あ―…そうだな、マサはアリサに惚れてたな」
マサの代わりに秀吉がそう答えた。
秀吉も気づいてたんだ。
マサは驚いた顔で私と秀吉を見た。
マサもまた、アリサちゃんには何も言わないまま卒業したんだよね…
「あ―スッキリした!!」
再びジョッキを手に私が笑ってそう言うと
マサは、何だよ…って呆れた顔をした。
だけどその後で
「祥、ありがとうな」
そう笑ってくれた。
その顔につられて私も笑顔になる。
あぁ、言えて良かった。
「んで、ちなみにお前今男いんのか?」
「うん、いるよ?」
「なんだそれ―!?」
「だから“中学の時”って言ったでしょ?」
秀吉もマサも苦笑いしてて、
伝えたからと言って気まずくなったりしない。
本当に、伝えてよかった…
.
「あ―…そうだな、マサはアリサに惚れてたな」
マサの代わりに秀吉がそう答えた。
秀吉も気づいてたんだ。
マサは驚いた顔で私と秀吉を見た。
マサもまた、アリサちゃんには何も言わないまま卒業したんだよね…
「あ―スッキリした!!」
再びジョッキを手に私が笑ってそう言うと
マサは、何だよ…って呆れた顔をした。
だけどその後で
「祥、ありがとうな」
そう笑ってくれた。
その顔につられて私も笑顔になる。
あぁ、言えて良かった。
「んで、ちなみにお前今男いんのか?」
「うん、いるよ?」
「なんだそれ―!?」
「だから“中学の時”って言ったでしょ?」
秀吉もマサも苦笑いしてて、
伝えたからと言って気まずくなったりしない。
本当に、伝えてよかった…
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