Eternal flowers(河内鉄生)
―17才の誕生日
夜遅くに、家の近くの空き地に呼び出された。
「ほら」
と、アンタが差し出したのは真っ赤な薔薇の花束だった。
「何これ?」
「今日誕生日じゃねーか、やるよ」
………
「ぷっ……くくく………!!」
「何だ?」
「だって…」
それを持っているアンタと花が、とてつもなく不似合いで、
一体どんな顔をして買ったんだろうと想像したらおかしくて、死ぬほど笑った。
「そこまで笑うこたねーだろ!」
「だ、だって似合わなさすぎる!大体なんで薔薇?」
「何でって、きれーじゃねーか」
「そりゃ、きれいだけど。それだけ?」
「ああ?」
そうだよね、アンタが薔薇の花言葉なんて知ってるわけないよね。
「ねぇ、コレどうやって買ったの?」
そんなごついライダース着てさ。
.
夜遅くに、家の近くの空き地に呼び出された。
「ほら」
と、アンタが差し出したのは真っ赤な薔薇の花束だった。
「何これ?」
「今日誕生日じゃねーか、やるよ」
………
「ぷっ……くくく………!!」
「何だ?」
「だって…」
それを持っているアンタと花が、とてつもなく不似合いで、
一体どんな顔をして買ったんだろうと想像したらおかしくて、死ぬほど笑った。
「そこまで笑うこたねーだろ!」
「だ、だって似合わなさすぎる!大体なんで薔薇?」
「何でって、きれーじゃねーか」
「そりゃ、きれいだけど。それだけ?」
「ああ?」
そうだよね、アンタが薔薇の花言葉なんて知ってるわけないよね。
「ねぇ、コレどうやって買ったの?」
そんなごついライダース着てさ。
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