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学校が見えなくなったところぐらいで、無理矢理恋歌を引っ張っていたことを思い出したエースははっ、として手を離した。
エ「ご、ごめん
痛くなかったか?」
『ううん、大丈夫
さっきの人たちはエースの友達?』
エ「最後のフランスパンはそうだけど、あとのやつらは知らねぇ」
『あはは、フランスパンって
エースの学校の人はみんな六時間目終わるとすぐに帰るんだね
まさかあんなに人がいるとは思ってなかった』
みんな恋歌を見るために集まったとは言えず、全員早く帰るということにしておいた。
エ「で、話って?」
『そうだった』
今思い出したとばかりに恋歌は鞄から1つの鍵を取り出して、エースに渡した。
エ「何の鍵?」
『私の家の鍵』
エ「え!?」
普通に受け取ってしまったが、何の鍵なのか聞かされ思わず落としそうになった。
エ「な、なんで!?」
『なんではこっちのセリフよ
どうして黙ってたの?』
そんな大事なもの渡すなどどういうことなのかと聞こうとすると、不機嫌そうな顔で見られてしまった。
エ「黙ってた?」
『エースたちもうすぐ今住んでる家追い出されるんでしょ?』
エ「な、なんで知って…」
『聞いたのよ、サボとニーナに
しかもあと3日でだなんてむちゃくちゃすぎるわ』
サボとニーナから聞いたということは西城グループのせいでこうなってしまったことも知っているのだろう。
『本当は西城グループを潰そうかと思ったんだけど…』
エ「それはダメだ!」
『あそこが今さら潰れても取り壊しは決定事項みたいだから止めたの』
恋歌のむちゃくちゃすぎる言葉に一瞬焦ったが、止めたと聞いてほっとした。
自分のせいで1つの有名な会社が潰れるところだった。
『あの日に言ってくれればよかったのに…
そしたら私だって何か力になれた…』
不機嫌そうな顔から一変して、悲しそうな顔になった恋歌にエースはわたわたと慌て出す。
エ「いや、その、言わなかったのは恋歌のせいじゃねぇって思ってたしあん時は忘れてたんだよ!
助けにも来てくれたしこれ以上迷惑をかけるのはどうかと…」
『でも相談ぐらいしてほしかった…
だってこのままだったら二人の家がなくなっちゃう…
幸せを私が…私のせいで…壊したの…』
エースがルフィとサボと一緒に暮らしているあの家で幸せを感じていたことは知っている。
でもそれを壊すきっかけを作ってしまったのは自分。
目に涙が溜まりはじめている恋歌に更に慌て出したエースは話題を変えようと手に持っている鍵に視線を落とした。
エ「そ、そういやよ!
この鍵なんなんだ?」
『エースとルフィくん、二人とも私の家で一緒に暮らそう』
真剣な顔をしてそう言った恋歌の言葉を理解するのに数秒の時間を要した。
エ「は?
はぁああああああ!?」
事態が更に意味のわからない方向に行ってしまったと気づいたときには既にエースには手におえなかった。
『あ、ルフィくんだ!』
ル「恋歌ねぇちゃん!」
結局恋歌に押しきられ(断ればここで泣くと脅された)次の家が決まるまでとの期限付きでお世話になることになった。
今二人はルフィの迎えのために保育園に来ているが、まだ頭の整理ができていないエースは入り口で頭を抱えている。
シ「あれ?今日はエースかサボじゃないんだな」
恋歌の姿を見つけて飛び出してきたルフィを軽く受け止めたのを見ていた園長のシャンクスが、ルフィの後ろから出てきた。
ル「エースはあそこだ!
恋歌ねぇちゃんもむかえにきてくれたのか?」
『そうよー
エースが待ってるから帰ろうか』
ル「うん!」
鞄や帽子を取りに行くために園内に戻っていったルフィを微笑みながら見ていると、急に手を握られた。
本日サッチに引き続き二回目だ。
シ「いやー、美人だね
その制服ってことは白桜学園の生徒だろ?」
『ま、まぁ…』
にこにこと人懐っこい笑みを浮かべながら近寄ってくるシャンクスにサッチと同じものを感じ、少し後ずさる。
シ「エースの彼女?」
『まさか違いますよ
エースにはもっと相応しい人がいます』
シ「じゃあさ…いって!」
「「あんたは一体何やってんだ!」」
園内で堂々と恋歌にナンパし始めたシャンクスを止めたのは我に返ったエースと、副園長のベックマンだった。
二人で思い切り殴ったらしくシャンクスの頭には大きなたんこぶがふたつできている。
エ「ご、ごめん
痛くなかったか?」
『ううん、大丈夫
さっきの人たちはエースの友達?』
エ「最後のフランスパンはそうだけど、あとのやつらは知らねぇ」
『あはは、フランスパンって
エースの学校の人はみんな六時間目終わるとすぐに帰るんだね
まさかあんなに人がいるとは思ってなかった』
みんな恋歌を見るために集まったとは言えず、全員早く帰るということにしておいた。
エ「で、話って?」
『そうだった』
今思い出したとばかりに恋歌は鞄から1つの鍵を取り出して、エースに渡した。
エ「何の鍵?」
『私の家の鍵』
エ「え!?」
普通に受け取ってしまったが、何の鍵なのか聞かされ思わず落としそうになった。
エ「な、なんで!?」
『なんではこっちのセリフよ
どうして黙ってたの?』
そんな大事なもの渡すなどどういうことなのかと聞こうとすると、不機嫌そうな顔で見られてしまった。
エ「黙ってた?」
『エースたちもうすぐ今住んでる家追い出されるんでしょ?』
エ「な、なんで知って…」
『聞いたのよ、サボとニーナに
しかもあと3日でだなんてむちゃくちゃすぎるわ』
サボとニーナから聞いたということは西城グループのせいでこうなってしまったことも知っているのだろう。
『本当は西城グループを潰そうかと思ったんだけど…』
エ「それはダメだ!」
『あそこが今さら潰れても取り壊しは決定事項みたいだから止めたの』
恋歌のむちゃくちゃすぎる言葉に一瞬焦ったが、止めたと聞いてほっとした。
自分のせいで1つの有名な会社が潰れるところだった。
『あの日に言ってくれればよかったのに…
そしたら私だって何か力になれた…』
不機嫌そうな顔から一変して、悲しそうな顔になった恋歌にエースはわたわたと慌て出す。
エ「いや、その、言わなかったのは恋歌のせいじゃねぇって思ってたしあん時は忘れてたんだよ!
助けにも来てくれたしこれ以上迷惑をかけるのはどうかと…」
『でも相談ぐらいしてほしかった…
だってこのままだったら二人の家がなくなっちゃう…
幸せを私が…私のせいで…壊したの…』
エースがルフィとサボと一緒に暮らしているあの家で幸せを感じていたことは知っている。
でもそれを壊すきっかけを作ってしまったのは自分。
目に涙が溜まりはじめている恋歌に更に慌て出したエースは話題を変えようと手に持っている鍵に視線を落とした。
エ「そ、そういやよ!
この鍵なんなんだ?」
『エースとルフィくん、二人とも私の家で一緒に暮らそう』
真剣な顔をしてそう言った恋歌の言葉を理解するのに数秒の時間を要した。
エ「は?
はぁああああああ!?」
事態が更に意味のわからない方向に行ってしまったと気づいたときには既にエースには手におえなかった。
『あ、ルフィくんだ!』
ル「恋歌ねぇちゃん!」
結局恋歌に押しきられ(断ればここで泣くと脅された)次の家が決まるまでとの期限付きでお世話になることになった。
今二人はルフィの迎えのために保育園に来ているが、まだ頭の整理ができていないエースは入り口で頭を抱えている。
シ「あれ?今日はエースかサボじゃないんだな」
恋歌の姿を見つけて飛び出してきたルフィを軽く受け止めたのを見ていた園長のシャンクスが、ルフィの後ろから出てきた。
ル「エースはあそこだ!
恋歌ねぇちゃんもむかえにきてくれたのか?」
『そうよー
エースが待ってるから帰ろうか』
ル「うん!」
鞄や帽子を取りに行くために園内に戻っていったルフィを微笑みながら見ていると、急に手を握られた。
本日サッチに引き続き二回目だ。
シ「いやー、美人だね
その制服ってことは白桜学園の生徒だろ?」
『ま、まぁ…』
にこにこと人懐っこい笑みを浮かべながら近寄ってくるシャンクスにサッチと同じものを感じ、少し後ずさる。
シ「エースの彼女?」
『まさか違いますよ
エースにはもっと相応しい人がいます』
シ「じゃあさ…いって!」
「「あんたは一体何やってんだ!」」
園内で堂々と恋歌にナンパし始めたシャンクスを止めたのは我に返ったエースと、副園長のベックマンだった。
二人で思い切り殴ったらしくシャンクスの頭には大きなたんこぶがふたつできている。