復讐と崩壊
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ニ「え?さっきの倉庫でもエースを狙ってた弾誰が弾いたと思ってるの?」
今さら何を言ってるんだとばかりの目をニーナに向けられながら、あのときのことを思い出す。
エ「(そういえば音が聞こえたと思ったら俺に銃口が向けられてたはずなのに当たらなかった…
そのあとナミにも"うちの姫様なめないで"って言われたな…
そんでいつの間にか恋歌が地面に置いてた刀持ってて…)」
ニ「思い出した?」
先ほどの記憶を掘り起こしたエースは自分が恋歌に守られたことを思い出した。
エ「ああ…」
ニ「でもいつもあんなに動体視力がいいわけじゃないのよ?
恋歌はあんな風に誰か守りたい人が危険な状況になったときにだけ、もっと強くなる
まぁいつもも強いんだけど
今回はあんたたち三人が連れ去られたって聞いて助けに行ったからいつもの数倍強かったわね」
『そうかな?』
ニ「そうなのよ」
本人に自覚はないようだが、ニーナが言うからには間違いではないんだろう。
エ「ひとつ…聞いてもいいか?」
サボ「あ?」
エースが真剣な顔をして隣にいるサボに尋ねる。
エ「お前…恋歌が桜姫だって知ってたんだろ?」
サボ「まぁな」
エ「なんで言わなかった」
サボ「……言う必要がないと思ったからだ」
エ「………」
サボ「別に好きで黙ってたんじゃない
エースは恋歌を知らなかったし、この話はほとんど誰も知らない話だ
俺が軽い気持ちでエースに話して、恋歌のことを知らねぇエースが周りに話したら恋歌が危なくなる
だから話せなかった
俺だってニーナと付き合いだしてから、暫く経って聞いたんだ
わざわざニーナが恋歌に許可とってくれて、俺になら話してもいいって言ってくれて…」
エ「そうか…」
最初はそのことを黙っていられたことに腹がたった。
自分が恋歌を意識し始めているのを知っているサボにからかわれたのかと。
でも違った。
すべて恋歌のためを想った行動で、サボはサボなりにいろいろ考えていたのだとわかった。
今日の出来事を見て、体験して…恋歌の正体を知られることがどれだけ大変なことなのか理解した。
このことが予測できたからこそエースにも黙っていた。
少し前まではエースと恋歌は知り合いでもない他人。
そんなやつに重大な秘密など話せないだろう。
サボ「でも、いつかは言うつもりだったよ
二人は知り合ったし、エースが悪いやつじゃないのは俺がよく知ってる
お前に隠し事もしたくない
だからそのうち恋歌に聞いてみようって思ってたけど…」
その前にこんなことが起きてしまったと…。
サボ「悪かったな…」
エ「いや、こっちこそ悪かった」
どうやら和解したような二人にほっと息をつく。
エ「ところでよ
ニーナって強いってほんとか?」
ニ「え?まぁ…そこそこ?」
エ「なんで疑問系なんだよ
恋歌がニーナは自分の次に強いって言ってたんだけど」
ニ「ほ、ほんとっ!?」
『うん』
エースの言葉を聞いて嬉しそうに恋歌に確認するニーナ。
本当であったことがわかり、照れたように顔を両手で隠す。
エ「どういうことだ?」
サボ「ニーナは恋歌大好きだからなぁ
認められてんのが嬉しいんだろうよ」
エ「ふぅん…」
今さら何を言ってるんだとばかりの目をニーナに向けられながら、あのときのことを思い出す。
エ「(そういえば音が聞こえたと思ったら俺に銃口が向けられてたはずなのに当たらなかった…
そのあとナミにも"うちの姫様なめないで"って言われたな…
そんでいつの間にか恋歌が地面に置いてた刀持ってて…)」
ニ「思い出した?」
先ほどの記憶を掘り起こしたエースは自分が恋歌に守られたことを思い出した。
エ「ああ…」
ニ「でもいつもあんなに動体視力がいいわけじゃないのよ?
恋歌はあんな風に誰か守りたい人が危険な状況になったときにだけ、もっと強くなる
まぁいつもも強いんだけど
今回はあんたたち三人が連れ去られたって聞いて助けに行ったからいつもの数倍強かったわね」
『そうかな?』
ニ「そうなのよ」
本人に自覚はないようだが、ニーナが言うからには間違いではないんだろう。
エ「ひとつ…聞いてもいいか?」
サボ「あ?」
エースが真剣な顔をして隣にいるサボに尋ねる。
エ「お前…恋歌が桜姫だって知ってたんだろ?」
サボ「まぁな」
エ「なんで言わなかった」
サボ「……言う必要がないと思ったからだ」
エ「………」
サボ「別に好きで黙ってたんじゃない
エースは恋歌を知らなかったし、この話はほとんど誰も知らない話だ
俺が軽い気持ちでエースに話して、恋歌のことを知らねぇエースが周りに話したら恋歌が危なくなる
だから話せなかった
俺だってニーナと付き合いだしてから、暫く経って聞いたんだ
わざわざニーナが恋歌に許可とってくれて、俺になら話してもいいって言ってくれて…」
エ「そうか…」
最初はそのことを黙っていられたことに腹がたった。
自分が恋歌を意識し始めているのを知っているサボにからかわれたのかと。
でも違った。
すべて恋歌のためを想った行動で、サボはサボなりにいろいろ考えていたのだとわかった。
今日の出来事を見て、体験して…恋歌の正体を知られることがどれだけ大変なことなのか理解した。
このことが予測できたからこそエースにも黙っていた。
少し前まではエースと恋歌は知り合いでもない他人。
そんなやつに重大な秘密など話せないだろう。
サボ「でも、いつかは言うつもりだったよ
二人は知り合ったし、エースが悪いやつじゃないのは俺がよく知ってる
お前に隠し事もしたくない
だからそのうち恋歌に聞いてみようって思ってたけど…」
その前にこんなことが起きてしまったと…。
サボ「悪かったな…」
エ「いや、こっちこそ悪かった」
どうやら和解したような二人にほっと息をつく。
エ「ところでよ
ニーナって強いってほんとか?」
ニ「え?まぁ…そこそこ?」
エ「なんで疑問系なんだよ
恋歌がニーナは自分の次に強いって言ってたんだけど」
ニ「ほ、ほんとっ!?」
『うん』
エースの言葉を聞いて嬉しそうに恋歌に確認するニーナ。
本当であったことがわかり、照れたように顔を両手で隠す。
エ「どういうことだ?」
サボ「ニーナは恋歌大好きだからなぁ
認められてんのが嬉しいんだろうよ」
エ「ふぅん…」