復讐と崩壊
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恋歌のマンションについた頃には時間帯が遅かったことや色々あったこともあり、ルフィは疲れて眠ってしまった。
今はエースの背におぶられて静かに寝息をたてている。
恋歌はマンションの最上階に住んでおり、エレベーターであがる。
エ「(俺、どう考えても場違いだろ…)」
着崩された着方に、先程の一件でさらにぼろぼろのドロドロになった制服。
園児はドロドロだろうが遊んできたのなら許されるだろうが、自分の歳ではそうはいかない。
こんな自分といるところをここの住人に見られでもしたら恋歌に何か変な噂が流れるんじゃないかと心配になった。
『ここが私の部屋』
辺りをキョロキョロしながら恋歌の後ろをついていっているといつの間にか着いたらしく、ひとつの部屋の鍵を開けた。
『どうぞ』
エ「お、お邪魔します…」
扉を開けてもらい中に入ろうとしたが、ふと表札が目に入った。
エ「"紅蘭"?」
『あ、それ私の学校での苗字』
つまりは偽名ということだ。
でも事情を知ってしまったので、これも仕方のないことなんだと生返事を返して部屋に足を踏み入れた。
エ「…………どこまでが玄関?」
『え?あそこまでだけど?』
入った瞬間に庶民的なことを口走ってしまったが、エースがそう言うのも無理はなかった。
玄関だけで一人は余裕で暮らせるスペースがあるのだ。
言われたところまで歩き、自分の靴を揃える。
ルフィの靴も脱がしてやり、自身の靴の横に揃えて並べる。
マンションとは思えないほど長い廊下を歩き、リビングに通される。
『適当に座ってて』
エ「あ、ああ…」
どこかへ行ってしまった恋歌に一人ぽつんと残されたエースは部屋をぐるりと見渡す。
自分の家にあるのより四倍ぐらいあるTVに、L字型の白いソファー、それと同色のカーペットに四人掛けのできる大きな机と椅子が四脚。
ソファーの前にもガラスのテーブルがある。
エ「(これのどこに座れと?)」
適当にとは言われたが綺麗すぎる部屋に座る場所など見つけられるはずもなかった。
『あれ?ずっと立ってたの?』
エ「いや、俺汚ねぇ…し…///」
暫くして部屋に帰ってきた恋歌を見たエースは口を開けたまま固まってしまう。
制服から着替えてきた恋歌は短パンに上はTシャツとラフな格好をしていた。
片手にはブランケットを持っており、突っ立ったまま固まっているエースを不思議そうに見ている。
エ「(なんでこんな普通の格好が可愛いんだよ!///)」
制服の時より見える足や、Tシャツから見える鎖骨に目がいってしまい、咄嗟に反らす。
『ルフィくん、あそこにおろしてあげて?』
エ「お、おう」
自分と同じようにドロドロなルフィを下ろしていいものかと思ったが恋歌に言われた通りにソファーにルフィを寝かせる。
その上に持っていたブランケットをかけて、恋歌はキッチンに向かう。
『お茶でいいかな?』
エ「あ、いや、おかまいなく…」
丁寧に返してくるエースにくすくす笑いながら冷蔵庫を開けてコップにお茶を入れる。
『どうぞ
それから…座ってね?』
コップをテーブルに置いて恋歌はカーペットに座ったのだがエースがいまだに立ったまま座ろうとしない。
おずおずと正座で座ったエースは恋歌の斜め前に座る。
後ろにはルフィが寝ているソファーがある。
『足痺れない?』
エ「だ、大丈夫だ…」
『そう…』
そこから会話がなくなり、そんなに大きくないルフィの寝息だけが聞こえる。
お茶も喉を通らないエースはちびちびと無理やり喉を潤す。
エ「さ、サボたち遅いな」
『あそこで爆発とか起こした後処理してくれてるからね
もう少しかかると思う』
エースが必死に絞り出した話題。
兄弟兼親友に助けを求めるようにその名前を出した。
エ「そっか…」
だがここで会話は終了。
また沈黙が流れ始める。
今はエースの背におぶられて静かに寝息をたてている。
恋歌はマンションの最上階に住んでおり、エレベーターであがる。
エ「(俺、どう考えても場違いだろ…)」
着崩された着方に、先程の一件でさらにぼろぼろのドロドロになった制服。
園児はドロドロだろうが遊んできたのなら許されるだろうが、自分の歳ではそうはいかない。
こんな自分といるところをここの住人に見られでもしたら恋歌に何か変な噂が流れるんじゃないかと心配になった。
『ここが私の部屋』
辺りをキョロキョロしながら恋歌の後ろをついていっているといつの間にか着いたらしく、ひとつの部屋の鍵を開けた。
『どうぞ』
エ「お、お邪魔します…」
扉を開けてもらい中に入ろうとしたが、ふと表札が目に入った。
エ「"紅蘭"?」
『あ、それ私の学校での苗字』
つまりは偽名ということだ。
でも事情を知ってしまったので、これも仕方のないことなんだと生返事を返して部屋に足を踏み入れた。
エ「…………どこまでが玄関?」
『え?あそこまでだけど?』
入った瞬間に庶民的なことを口走ってしまったが、エースがそう言うのも無理はなかった。
玄関だけで一人は余裕で暮らせるスペースがあるのだ。
言われたところまで歩き、自分の靴を揃える。
ルフィの靴も脱がしてやり、自身の靴の横に揃えて並べる。
マンションとは思えないほど長い廊下を歩き、リビングに通される。
『適当に座ってて』
エ「あ、ああ…」
どこかへ行ってしまった恋歌に一人ぽつんと残されたエースは部屋をぐるりと見渡す。
自分の家にあるのより四倍ぐらいあるTVに、L字型の白いソファー、それと同色のカーペットに四人掛けのできる大きな机と椅子が四脚。
ソファーの前にもガラスのテーブルがある。
エ「(これのどこに座れと?)」
適当にとは言われたが綺麗すぎる部屋に座る場所など見つけられるはずもなかった。
『あれ?ずっと立ってたの?』
エ「いや、俺汚ねぇ…し…///」
暫くして部屋に帰ってきた恋歌を見たエースは口を開けたまま固まってしまう。
制服から着替えてきた恋歌は短パンに上はTシャツとラフな格好をしていた。
片手にはブランケットを持っており、突っ立ったまま固まっているエースを不思議そうに見ている。
エ「(なんでこんな普通の格好が可愛いんだよ!///)」
制服の時より見える足や、Tシャツから見える鎖骨に目がいってしまい、咄嗟に反らす。
『ルフィくん、あそこにおろしてあげて?』
エ「お、おう」
自分と同じようにドロドロなルフィを下ろしていいものかと思ったが恋歌に言われた通りにソファーにルフィを寝かせる。
その上に持っていたブランケットをかけて、恋歌はキッチンに向かう。
『お茶でいいかな?』
エ「あ、いや、おかまいなく…」
丁寧に返してくるエースにくすくす笑いながら冷蔵庫を開けてコップにお茶を入れる。
『どうぞ
それから…座ってね?』
コップをテーブルに置いて恋歌はカーペットに座ったのだがエースがいまだに立ったまま座ろうとしない。
おずおずと正座で座ったエースは恋歌の斜め前に座る。
後ろにはルフィが寝ているソファーがある。
『足痺れない?』
エ「だ、大丈夫だ…」
『そう…』
そこから会話がなくなり、そんなに大きくないルフィの寝息だけが聞こえる。
お茶も喉を通らないエースはちびちびと無理やり喉を潤す。
エ「さ、サボたち遅いな」
『あそこで爆発とか起こした後処理してくれてるからね
もう少しかかると思う』
エースが必死に絞り出した話題。
兄弟兼親友に助けを求めるようにその名前を出した。
エ「そっか…」
だがここで会話は終了。
また沈黙が流れ始める。