恋歌と帰った次の日はエースとサボ二人ともバイトがない日だったのでいつも通りに待ち合わせをして帰っている。

エ「今日ニーナどうしたんだ？」

サボ「部活だからな

先帰っといてくれってさ」

エ「え、ニーナって部活なんか入ってたのか？」

サボとニーナが付き合ってからはいつもサボと帰るときはニーナがいたので部活になど入っていないと思っていたため少し驚く。

サボ「まぁ部活つっても月に一回あるかどうかわからないような部活だからな」

エ「なんだそれ

部活って言えんのか？」

サボ「ちなみに恋歌も入ってる」

エ「恋歌も？

なに部なんだ？」

サボ「家庭部だとさ」

エ「はぁ？」

恋歌も入ってると言うからなに部かと思いきや家庭部。

しかも月に一回あるかどうかわからないような部活。

サボ「まぁでも結構な人数の女子が入ってるんだ

何か条件あるみたいだけど」

エ「ただの家庭部に入部条件がいるのか？」

サボ「今度恋歌にでも聞いてみろよ

もしかしたら教えてくれるかも」

エ「サボは教えてくんねぇのか？」

サボ「秘密だ秘密」

エースは気にはなったがルフィの保育園に着いてしまい、サボがルフィを迎えに中に入ってしまったので聞くことができなくなってしまった。







ル「エース！」

今日も元気なルフィはサボに抱っこされてエースに大きく手を振っている。

エ「今日もいい子にしてたか？」

ル「おう！

ちゃんとシャンクスのいうこときいたし、みんなでなかよくあそんだ！」

エ「さすが俺たちの弟だ」

エースにがしがしと頭を撫でられているルフィはにしし、と笑って嬉しそうだ。

サボ「ほんじゃ、帰りますか」

三人は知らなかった。

もうすでにあの男の復讐が始まっていることを…。











いつも通りアパートに帰ってきた三人は自分たちの部屋の扉に貼り紙がしてあるのを見つけた。

それは不動産会社からでエースたちの金銭面の事情を知ってここの物件を紹介してくれた親切な不動産会社だった。

エ「電話してこいってさ」

サボ「なんだろな」

貼り紙には会社に電話をかけてきてほしいと書かれており、下には電話番号も書かれていた。

携帯を取り出したエースは不動産会社に電話をかけた。

エ「あ、えっと俺ポートガスっていうんですけど何かアパートの扉に電話してほしいって貼り紙張ってあったんで電話したんですけど…

はい、はい、



え？それどういうことですか!?」

「「？」」

急に電話の相手に怒鳴り出したエースをサボとルフィは不思議そうな目で見る。

サボ「おい、エース一体どうし…!!」

エ「サボ？……!!」

気になったサボがエースに内容を聞こうとしたが一瞬驚いた表情をするとルフィを抱えたまま倒れた。

それを驚いた表情で見ていたエースだったがエースも同じように急に倒れた。

ル「エース！サボ！」

サボの腕から這い出たルフィは兄二人を心配して体を揺さぶる。

ル「おまえらふたりになにしたんだ！」

ルフィは近くに立っていた見知らぬ男たちに向かって怒鳴る。

「なんだこのガキ」

「ほら、この二人に一人弟がいるって知らされただろ？」

「そういやそうだったな

こいつも連れていくか

何かとガキの方が扱いやすいし」

ル「！離せ！」

首根っこを捕まれたルフィはじたばたと暴れるが大の男に四歳児が敵うはずがなかった。

男たちは近くに停めてあった車にエースとサボを投げ込み縛り上げた。

ルフィも猿轡をはめられ縛られる。

そしてそのまま三人を乗せて車は発進した。